
第五福竜丸展示館に行った話
こんにちは。1人旅が大好きなYuinaです♪
いつもは1人旅の記事を書いていますが、今回は大学時代の友達と行った第五福竜丸展示館について書きます!!
私が仕事で関東に用事があり、関東に住んでいる大学時代の友人に声をかけました。こういう資料館に行ってくれる友達はかなり貴重です✨
🚢第五福竜丸展示館とは?
1954年3月1日に太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で、アメリカが水爆実験(ブラボー実験)を行いました。
第五福竜丸は、当時マグロ漁船として遠洋漁業に出ていましが、アメリカが設定した危険水域の外でした。しかし、水爆実験の威力は強烈で、危険水域の外にいた第五福竜丸の船員は被ばくし、船長は被ばくから約半年後に亡くなりました。
第五福竜丸展示館は、このような惨事が二度と起こらないようにするために建設されました。
🚢第五福竜丸展示館の概要

所在:東京都江東区夢の島2-1-1 夢の島公園内
アクセス:JR京葉線、メトロ有楽町線、りんかい線新木場駅から徒歩約10分
開館時間:9:30〜16:00(月曜日休館)
入館料:無料
被ばく後に船は処分されることが決定し、船体がゴミの処分場であった夢の島の埋立地に放置されていたことから、ここに展示館ができたみたいです。
夢の島公園は今は広々とした公園になっていて、散歩にも良さそうでした🚶
第五福竜丸展示館は都立ということもあり、入館料無料!これは嬉しい!
🚢展示館に入ってみる!

入る時すぐに、どどんと!第五福竜丸が!
被爆した船体そのものを直接見ることができるなんて、凄いですよね。そして思っていたよりもかなり大きい!全長約30mみたいです。この迫力を実感するためだけでも、ここに足を運ぶ価値があると思います。
写真はないですが、実験によって発生した「死の灰」実物も展示してあります。
また、アメリカの水爆実験によって被害を受けたのは、第五福竜丸だけではありません。その時期に漁に出た漁船の多くが放射能によって汚染された魚を水揚げしています。また、マーシャル諸島に住んでいた人も健康被害に遭ったり、移住を余儀なくされるなど、多くの人に被害をもたらす実験となりました。
ビキニ環礁事件といえば第五福竜丸、というイメージだったので、水爆実験の威力がいかに大きかったのかを知ることができて良かったです。

🚢展示館に行った感想
年月が経っても、被害を受けた実物を見ることができたのは貴重な機会でした。こういった遺構などはもちろん多大な時間と費用をかけて保存をしているんだと思いますが、風化によっていつ船体が見られなくなるのかもわからないので、行ける場所は行ける時に行って見れるものは見れる時に見ることが大事だな〜と思っています。原爆の被害といえば、やはり広島と長崎を思い浮かべますが、ビキニ環礁事件は広島と長崎の原爆投下の延長線上にある事件です。私が行った時は、日曜日でも10人程しか来館者がいなかったのですが、被害を受けた国の国民として、事件のことを知って記憶に留めておく、さらにはそれを伝承することはとても意義があることだと思っています。
この記事に書ききれないことも沢山展示してあるので、お時間があればぜひ足を運んでみてください!
