
初1人旅【富山】を振り返る⑥番外編
お久しぶりです。1人旅が大好きなYuinaです♪
仕事がバタバタしていて、久しぶりの投稿です!!
今回は、富山旅番外編として、富山への1人旅で学んだことをもとに、イタイイタイ病について書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら↓
🪴イタイイタイ病とは?
富山県神通川流域で発生した日本の四大公害病のひとつ。患者が「イタイ、イタイ」と泣き叫ぶことからその名前がついた。息を吸う時には針2000本が刺さるような痛みだったそう。1955年の新聞報道からその名前が定着したと言われている。
🪴症状
イタイイタイ病はカドミウムの過剰摂取が原因です。カドミウムの過剰摂取が腎臓機能を低下させることで、筋肉や関節に痛みが出たり、骨がもろくなったりします。骨がもろくなって身長が30cm縮んだ方や、医者が診察のために腕を持ち上げただけで骨が折れてしまった方もいるそうです。
🪴患者
イタイイタイ病の患者のほとんどが更年期の女性でした。これは、妊娠によって胎児にカルシウムが奪われて、それに加えて腎臓障害によってもカルシウムが排出されたからだと考えられています。
また、当時は男尊女卑の傾向が強くあり、そのために対策が遅れ、被害が拡大したのではないかと言われています。
🪴発生の経緯
始まりは、明治維新の際に三井が、のちにイタイイタイ病の原因であるカドミウムを排出することとなる神岡鉱山を買収したことにまで遡ります。明治末期には、川が白濁したり、死んだ魚が川に浮かぶなどの異変も見られましたが、当時の地域住民は、日常生活で神通川の水を多用しており、おかしいと思いながらも使用し続けるしかありませんでした。自分たちが育てたお米も弱って売れないので、仕方なく自分たちで食べていました。
🪴原因の究明
原因究明の中心となったのは、萩野昇医師です。萩野医師は、被害の発生場所を地図に書き落としたところ、神通川流域に集中していたことから、その上流にある神岡鉱山が原因ではないかと考えました。
当時は、「業病(悪い行いが原因となって起こる病気)」「たたり」という偏見が多く、萩野医師が原因を特定した際にも、売名行為だと非難する人が多くいました。
🪴裁判
裁判の原告(公害の被害者やその関係者)は、裁判の過程で変化しますが、総数522名です。これは四大公害病の中で最大規模です。
第一審、第二審ともに原告側が勝訴して、被害住民と三井金属鉱業の交渉が始まります。
また、原告側が完全勝訴したのは、四大公害病の中でイタイイタイ病がはじめてで、他の公害においても被害者側が勝訴する契機となりました。
🪴裁判終了後から現在まで
被害住民らは、裁判で得た賠償金や寄付金をもとに、映画「イタイ、イタイ」を製作したりしました。
土壌復元については、完全に終了したのは2012年でした。
被害者については、認定されているのは200人ですが、実際にはさらに多い可能性が高いです。
簡単にですがまとめてみました!!
また付け加えたいことができたら編集すると思います😉
次回がこのシリーズ最後です🌟