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霧の中
昨日ライン来て今日行くからって。おいおい、何だよ急に・・・な感じで、姉妹(双子の片割れ)がやって来ました。日帰りです。目的は?何となく顔を見たくなったからだそうな。考えてみたら、実際に顔を合わせるのって今年になって初めて。ラインや電話のおかげでそんなにご無沙汰感はないんだけどね。
9時ちょい過ぎに駅でお迎え。コンビニでサンドイッチを買って朝ごはんを食べ、そのままドライブ。「どこでもいいから信州っぽいとこ連れてってよ」なもんで、ビーナスラインでも走ってくるかなあって152号線を大門峠めざしたんだけど・・・峠の手前で引き返すことに。冬のタイヤに変えたばっかなもんで少々の雪はいいとしても、濃霧が。見通しが悪くて怖くなってしまった。
途中、霧の海のような風景を眺め、これも信州ってことで。何だかなあ・・って感じではあったけど、苦笑。
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帰る途中でお昼を食べ、家に帰って来てひと休みしてから温泉に。そして、うちで早めの時間に夕食。外食でもいいのに、「あんたの手作りのご飯が食べたいよ」と。久しぶりの私の手料理を所望された。
考えてみると、高校入った頃から、夕食もお弁当もほぼ私が作ってやってたもんなあ。彼女は都内でもちょいと離れた高校まで通ってたし、母は朝早く帰りも7時過ぎな感じだったもんで、地下鉄で2駅の高校に通い、部活もなく早く帰宅できる私が自然と台所に立つようになってた。で、私の手作り料理が「おふくろの味」みたいなものになってしまったようだ、笑。
ところで、双子ってどっちが姉か妹か。いちおう、私が妹で彼女が姉ってことになってんだけど。それは戸籍上のこと。法的には出て来た順番に姉・妹となる。けど、おばあちゃんは、私の方が姉なんだと言う。後から出て来た方がお姉ちゃんだ、と。これどういうこと?って思ってたんだけど、昔からの慣わしではおばあちゃんの言ってることの方が正しい。後から出てくる者の方が、先に母の胎内に入って奥に居座ったから姉もしくは兄になるとのこと。ふむふむ。まあ、どっちでもいいけど。
【台所日記】
今日はいちおう来客に振る舞うってことで、冷凍秘蔵の少し良質のラム肉とサツマイモのポタージュスープなどを。少し甘めのバルサミコソースで。ちょっと発見みたいな感じなのは、付け合わせに添えたサツマイモの素揚げにもバルサミコソースは相性良かったなあってこと。甘めに作ったからなのかもしれないけど、これなら大学芋の感覚で、単体として「サツマイモのバルサミコ」で出しても副菜にはなるんじゃないかな。
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【音楽室】
ウクライナのポストクラシカルのピアニストの作品。実験音楽的要素もかなりあるみたい。流れるようなピアノの旋律で、美しいとか、メランコリックとか、切なげなという以上に、随所で何だか背中がゾクゾクするような戦慄感のようなものに襲われる。何か抗いがたい大きな力に吸い寄せられていくかのような感触が。