読書の記録 『イクサガミ 地』


待ちに待った続編が発売になりました。


今村翔吾さんの「イクサガミ 地」。
楽しみすぎて今村さんのTwitterを毎日チェックするほどで、発売日が分かった日には光の速さで予約しました。

本当は休日の今日、読むつもりでいたのです。が、我慢できなかった〜笑。
昨日、夫が出張中ということもあり、夕食後に“1章だけ”のつもりで読み始めたら止められず。気づいたら読み終えていました。

今回の主軸は主人公の兄弟たち。前作に引き続き素晴らしく血生臭くて、登場人物たちもそれぞれ魅力的で、最高でした。
倫理や情といったものの外側を生きているバーサーカー的なキャラが出てくるととてもワクワクするのですが、「イクサガミ」シリーズはヤバいやつばかり次から次へと出てくるので本当に楽しい。めちゃくちゃ強い爺さんとか、めちゃくちゃ強いイギリス人とか、めちゃくちゃ強いアイヌとか、めちゃくちゃ強い貫地谷無骨とか。(※無骨は頭のネジがない更木剣八みたいなやつで、わたしのお気に入りです)

賞金を餌に京都の寺に集められた、腕に覚えのある292人の老若男女。それぞれが1点の木札を首にかけ、点を奪い合いながら1ヶ月で東京を目指す「武芸に優れたる者」たちによるバトルロワイヤル。
途中、7箇所のチェックポイントがあり、規定の点数に達していなければ通過できない。規定の30点を獲得し東京まで辿り着けるのは最大で9人。

一息つくこともままならないスリリングな展開で、一気読み必至。章の最後が「──残り、〇〇人」で締められているのもいい。

次巻で完結する「イクサガミ」。続きを待つのがもはや苦行。
早く……早く続きを……っ!!


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