荒んだ心に一輪の花

今日もウルトラ忙しい職場でした。全国の書店員の皆さん、お疲れさまです。クリスマス商戦、まだまだこれからが本番ですが、頑張りましょうね。

昼休み後に交代で棚の整頓に行ったときのこと。

「お嬢さん」と声をかけられた。

聞き覚えのある声に振り返ると、半月ほど前に運転免許の認知機能検査の問題集を購入されたお客さま。その日も棚整理中に声をかけられて、一緒に問題集を選んだのだった。

思い出して「こんにちは！」と挨拶すると、お客さまはにっこり笑ってこう言った。
「あなたと一緒に選んだ問題集で勉強したら、本番で100点取れたよ。ありがとう」

わざわざ報告とお礼に来てくださったのだ。

別段、特別なことをしたつもりはなかったし、今日お客さまの顔を見るまでそんなことがあった事も忘れていた。
それでも、とても嬉しそうなお客さまを見て、わたしも嬉しくなってしまった。

人間やめたいと思うほど疲れ荒みきっていた心に、ぴょこんと花が咲いた。
心がほわほわした。

こういうことがあると、接客やってて良かったと思う。
滅多にないけれどね笑。