君と、別々でよかった。
最近、よく思うんです。
9ヶ月の次男を抱き上げて、抱きしめる度に。
別々の存在として産まれてきてよかった、って。
じゃなきゃ、
このふわふわの身体も
この温もりも
感じられないもんね。
口からは乳児特有ののいい香りがして
やっと上の歯がこんにち歯してきて
歯が生えてない歯茎も、とっても可愛くて。
すべすべで、もちもちのお肌。
ぷくぷくほっぺに、わたしのほっぺをくっつけて
堪能するの。
抱っこすると、彼が耳元で
きゃっきゃしたり、ふがふがしたり。
彼の心臓の音を聞きたくて
胸に耳を当てると
くすぐったいみたいで
「わきゃきゃきゃきゃきゃっ!!!」
って大爆笑する。
この感覚のために
「愛おしい」
って言葉は存在するんだろうなぁって。
あぁ、身体があってよかったなぁ。
目が見えて、よかったなぁ。
触れて感じることができて、よかったなぁ。
彼の声を、聴くことできる耳があって、よかったなぁ。
彼の優しい匂いを、嗅ぐことができてよかったなぁって。
彼とわたしの今を
これでもかってくらい、
全身で堪能する。
別々の存在で、よかったなぁ。
あなたとわたしも
分かれてて、よかったなぁ。
わたしが「伝えたい」ことを
あなたが「受け取って」くれる。
なんでわたしは、産まれてきたんだろう。
子どもの頃、ネガティブな意味で
よく考えていたわたしへ。
35歳のいま、
産まれてきたこと
結構、楽しめてるよ!
ありがとう。
ありがとう!