『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』
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アーユルヴェーダと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
マッサージ、インド、健康法、頭にオイルを垂らすやつ……そんなイメージが多いのではないでしょうか。
わたし自身はずっと、「なんだかめんどくさそうな健康法」だと思っていました。ごま油を熱してマッサージに使用するとか、スパイスを活用するとか、手間暇がかかる印象が強かったのです。
しかし、あるとき音声配信サービスで、アーユルヴェーダを生活に取り入れているパーソナリティの方の話を聞いて、とても興味を持ったのです。
どうやらアーユルヴェーダには日常に活かせる知恵や考え方があるみたいだし、パーソナリティの方は穏やかで「なんだかいい感じ」だし。
私も実践してみたいと思い購入したのがアカリ・リッピーさんの『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』(大和出版)でした。
アカリ・リッピーさんフィルターを通したアーユルヴェーダ哲学
アーユルヴェーダはインド・スリランカに大昔から伝わる伝統医学です。
日本ではリラクゼーションや健康法の一つとして知られ、今では多くの女性が実践している「白湯」もアーユルヴェーダがルーツと言われています。
他にも、オイルマッサージや舌磨きと言った、体に働きかけて整えることがアーユルヴェーダだと考えている人は多いと思います。(私もそうでした。)
ところが、実はアーユルヴェーダとは伝統医学であると同時に、「不幸な人生とは何か、幸福な人生とは何か」といったことまで追及する人生哲学でもあるそうなのです。
つまり、病気などの治療法もあれば、予防法や健康法の側面もあり、「心穏やかに過ごすためにはどうすればいいのか」といった哲学の面もあるということです。
『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』では、簡単な体のケア方法の説明などもありますが、アーユルヴェーダ哲学が中心になっています。
アカリ・リッピーさんによると、アーユルヴェーダ哲学は、古くから伝わる知恵や考え方で人生の本質をついているそうです。そうは言っても、そのような哲学をいざ生活の場で実践するとなると、とても大変そうですよね。
そこでこの書籍では、アーユルヴェーダ哲学を取り入れやすくするため、著書のアカリ・リッピーさんのフィルターを通した知恵や考え方を紹介しています。
アカリさんが伝える3つのポイント
『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』でアカリ・リッピーさんが特に伝えたいというポイントは次の3つです。
自分で選ぶこと
全体と調和すること
バランスをとること
自分で選ぶこと
まず冒頭で、アカリ・リッピーさんはアーユルヴェーダを通じて学んだ「在り方」について触れています。その在り方とは、「周りがどういう環境であろうと、自分がどういう人間として振る舞いたいかを自分で選ぶ」というものです。
周りの反応をうかがったり、人に合わせたりするのではなく、「理想の自分なら、物事をこう捉えて、このように行動する」という軸を持つ。
そうすれば、穏やかで満ち足りた日々を送ることができるそうです。さらに、そのように自分が変わると周りも変わっていくというから驚きです。
周り(現実)を変えたければ自分から。そして、自分を変えるには「在り方」を主体的に選ぶことが大切なんですね。
全体と調和すること
アカリ・リッピーさんはアーユルヴェーダに出会うまで、メンタル、恋愛、容姿などさまざまな悩みを抱えていたそうです。しかし、アーユルヴェーダに出会い、問題や悩みは「すべて繋がっている」と気づきます。
たとえば、ネガティブ思考をどうにかしたいとき、普通ならメンタルに関する本を読んだり、考え方に直接アプローチする方法を探すでしょう。
ところが、生活習慣を正して、栄養ある食事をとり、ホルモンバランスが整うと心が安定してポジティブな考えができるようになってきますよね。
つまり、「すべては繋がっている」と考え、「全体の調和」を第一に考えることで問題が解決され、自分と周りの幸せにつながるということです。
バランスをとること
アカリ・リッピーさんは日常生活でアーユルヴェーダを実践する際に、バランスを意識するようになったと言っています。
ここでいうバランスとは、どちらかに偏っていないことです。
人間関係でいえば、相手を思って何かを与える時に、与え続けてしまえば相手にとって害になることもあるでしょう。食事でいえば、いくら栄養がある食べ物でも、そればかりを食べていれば不調をきたします。
あらゆるものをエネルギーだと考えた時に、上手く循環させてバランスを作ることが大切だそうです。与えたら受け取る。出たら入れる。とてもシンプルですね。
本に書いてあることを実際に取り入れてみた
『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』を読んで、在り方や、全体を意識してバランスをとることを意識するようになりました。
まだ日が浅いので、目に見える変化があるわけではないですが、「在り方」や「バランス」を意識するのは思ったよりも簡単でいいことだと実感しています。
たとえば「在り方」。
わたしは万年ダイエッターでもありますが、痩せたいと思うとまず「動かなきゃ、おやつ減らさないと」と即行動に移して挫折しがちです。そこを、まず「どう在りたいか」意識することに集中することにしました。
「理想の自分なら、落ち着いていてまずゆっくりお茶を味わうかな」、なんて思うと不思議なことに温かいお茶と少量のお菓子で満たされるんです。
もちろん、上手くいかないこともあります。ただ、上手くいくこともあるということは、続けて定着していけば変わりそうな予感がしますよね。
「バランス」も意識するだけで違うな、と感じています。
同じダイエットの視点でいうなら、「昨晩食べ過ぎてお腹が空いてないから、朝はコーヒーだけにしよう」とか、「午前中は全然動かなかったから、午後は家事でしっかり動こう」という感じです。
バランスを意識するときは「一日の中で」といったように、少し大きな視点でみて取るようにしています。そのほうが、バランスがとりやすいように感じます。
わたしが取り入れたのはほんの些細なことですが、確かに仕事や恋愛などあらゆる悩みに取り入れやすい考え方だと思いました。
まとめ
『5つのステップで「私」が変わっていく人生が好転するアーユルヴェーダ』は、アーユルヴェーダという人生哲学を著者のアカリ・リッピーさんが、実践しやすくまとめた本です。
この本では、恋愛や人間関係、仕事などの悩みにアーユルヴェーダ視点で答えていますが、全体を通して3つのポイントを伝えています。その3つは「自分で選ぶこと・全体と調和すること・バランスをとること」です。
アーユルヴェーダの知恵や教えを活用して、まずは自分が幸せに変わると、周りにも幸せが感染していくそうです。自分を整えると周りも整っていくなんてとても素敵な考え方ですよね。本当にそうなら、すばらしい教えだと思います。
アーユルヴェーダって難しそうだな、と思っていましたが、実はシンプルで奥深い教えでした。やるかやらないかは自分次第なので、まずは読み返して実践を続けてみたいと思います。
本の中には哲学以外にもオイルマッサージの説明もあったので、さっそくごま油を買ってきました。正直手間はかかるけれど、本を読んだ後だとやるだけの価値を感じました。
アーユルヴェーダに興味がある方には、読みやすくて、とっかかりに最適だと思います。気になっている友達にもぜひ勧めようと思いました。
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