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Photo by
mainichi_tsukuru
「感謝と祈り」第310話
稚心とは、幼く未熟な心のことで、
何事につけても楽をしようといった
甘え心のことを言います。
果物や野菜などがまだ充分に熟していないのも、稚(まだ青い)と言います。
これらすべてにおいて青くさく、
物の熟した本当のおいしさには達していません。
何事につけてもこの、青くささ
「稚心」から抜け出さない限り
成功することは望めないでしょう。
ましてや成人しでも、何か困った事があれば親に頼り、勉強もせず、甘いものばかり食べて、都合の悪い事があると人のせいにしてしまうような人。
こんな事を続けていては、到底世の中の為になるような人になる事はできません。
源氏と平家が激しく戦った昔から、
名の有る武将たちは十二、三歳には初陣し、戦場を駆け巡って見事に敵を打ち負かし、侍としての名を轟かせたものです。
幼い頃は仕方ないとしても、稚心を捨てなければ、立派な大人にはならないとされてきたのです。
稚心を捨て去るとは、今自分の置かれた立場をしっかりと自覚して、人の為に役に立つ人間になろうと固く決意し、行動するしていく事です。
出来るだけ甘えのこころを捨て去り、
常に学ぶ姿勢を持っていたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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