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藤原正彦氏は、日本の子供の読書量の少なさを指摘し、「自ら本に手を伸ばす子供を育てる」をテーマに、文化審議会国語文化会で答申を出したそうです。

若者の読書離れが進み、近年では本屋さんの数もものすごく減っているのは、皆さんも良くご存知ですよね。

また藤原氏は「スマホと読書 」についてこう語っています。

『スマホの使用時間を調べると、中学生で平均一日二時間。

平均ですから当然、三時間、四時間、五時間を費やしている生徒もいる。

その間、奪われているのが「本を読む時間」なのだそうです。

スマホは便利で大事なものではありますが、最大の弊害は読書の機会を奪った点にあるのかもしれません。

そして「孤独になる時間」を奪っていると、藤原氏は言います。

人間の深い情緒は、孤独な時間から生まれるのだと仰る意味もなんとなく理解出来る気がします。

『文明の大いに後れたこの小さな島国が、維新後三十余年にして列強に仲間入りしたのも、自然科学のノーベル賞を二四もとっているのも、この真の国力があったからである。』と語っていますが、その国力こそ、読書が支えていたのではないでしょうか?

1人になる時間に読書をし、情緒や道徳心を育んで来たからこそ、日本の国の教育の水準を上げ続けて来たのかなと思います。

スマホばかりに頼るのではなく、今こそ読者を生活の中に取り入れる習慣を少しずつ持ちたいと思う今日この頃です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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