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Photo by
ainoaki
「感謝と祈り「第943話
2025年が始まりましたね。
昨日は、新しい年の始まりに喜びを感じた人も多かったと思います。
さて、一月一日は「歳旦祭(さいたんさい)」から始まります。
新しい年のはじめをお祝いし、皇室の弥栄(いやさか)、五穀の豊穣、国家の隆昌(りゅうしょう)、国民の平安をお祈りする行事です。
神道は、教義なき宗教と言われます。
「教え」とは、低俗な世界にいる人の知的文化的水準を引き上げるためのものと言っていいでしょう。
しかし、神道の先人たちは、人というものは、教養などでわざわざ教え諭すような水準ではないのだ、当たり前に、天地自然を敬い、人も物も敬う、尊き存在なのだと思っていたようです。
神道とは、非常に高度に人を信じる思想で、人を差別しないということです。
神と人、自然界と人、人と人を差別せず、人もまた大自然であり神であると考えたという事です。
神道の代表的な考え方に「禊祓(みそぎはら)い」がありますね。
知らず知らずのうちに、つまらない欲や、恐れや不安などによって、清浄であるはずの魂や心などがすすけて濁ってしまう。
そういう余計なものを祓い清めれば、本来の輝く姿に立ち戻ることが可能だということです。
また、内宮の御神体は八咫御鏡(やたのかがみ)といわれます。
カガミからガ(我)を取ったらカミなのです。
鏡に映る自分から我欲を取り去れば、すでに神なのですよと教えるコトダマなのです。
🍀祓いと鏡。
それは、あなたの本質は神様と同じですよ、ねじけ曲がれなくてもいいのですよ、誇り高く生きなさいと語りかけているようです。
とても有難い事ですね。
この一年も、自分は神様と同じ御霊を持っているのだと信じて、前を向いて頑張っていきましょう。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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