「感謝と祈り」第894話
幕末の儒者・佐藤一斎に『言志四録』という名著があります。
四録とは、『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耄録』の総称であり、『言志晩録』の一節にこんな言葉があります。
🍀「堤燈を一つ持って、暗い夜道を行く
何も心配することはない。
この堤燈の明かりを頼りにすればよい」
との意味だそうです。
この堤燈とは、一体何でしょうか?
人生を「暗い夜道」にたとえると、「堤燈」とは信念や志に当たり、これらは羅針盤になるそうです。
心の明かりであり、信念や志があるからこそ、夜道のような人生のなかで迷わずに進むことが出来ます。
またブッダが亡くなろうとしている時、弟子のアーナンダが、「私たちはこれから何を頼りに生きて行けばいいのか?」と聞いたそうです。
するとブッダは、「自灯明(じとうみょう) 法灯明」といったそうです。
自灯明とは、自らをよりどころとし、
自分を信じて、まどわされずに、しっかりと生きていきなさい、と。
法灯明とは、法をよりどころとしなさい。
いつまでも変わらない真理や仏法をよりどころとしなさい、と。
例え強い目的や志が見つからなくても、目の前の事を一生懸命する事で、必ず道は出来てくるのです。
自分を信じて、一歩一歩前に踏み出していきたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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