「感謝と祈り」第206話

最近の世の中の流れを見てみると、人に対する関心が薄れ、耐える力が弱くなってきていると、専門家の人も指摘しています。

確かに、世界中で感染症や病気が猛威をふるい、人と会えない状況下が続くと、自分の事だけで精一杯というのも仕方のないことかもしれません。

でも、人は愛情が少なくなった訳ではなく
それを表現する力が、少し弱くなっているような気がするのです。

では、どうすれば良いのでしょうか？
それを解決する手段として、高野登氏は
「人にもっと関心を持つこと」が必要だと言います。

あの人は何に関心があるのだろう？
どんな食べ物が好きなんだろう？
どんな事をしたら、喜ぶのだろう？

そんな事を意識しながら、人にもっと関心を持って、思いやりの気持ちを育んでいく事が、これから先の世の中を良くするために必要ではないかと思います。

マザー・テレサの言葉を借りるまでもなく、愛の反対語は、憎しみではなく、無関心だと仰いました。

人や物事に対して、無関心でいてはいけないのです。

温かい心で、人との距離を上手に保っていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。