「感謝と祈り」第753話
『たま【玉】 磨かざれば光なし』
このことわざを聞いたことはありますか?
どんな玉でもみがかなければ美しい光は出ない。だから人間もいくら素質があっても、錬磨しなければ立派な人間とはならないことをたとえています。
『玉みがかざれば器を成さず。』
(出典:実語教)
また、この中には、学びは一生の宝となり、自分の中に積み上げた智はいつまでも残るものだという記述があります。
確かに、死後のあの世には財産も、住宅も、車も生前集めたものは何一つ持っていけません。
生前集めたものは、生きている間は役にたつし、遺産としても残せるから大事にすべきものではあります。
しかし、どちらに価値があるかというと、物質的なものよりも、智の方が高いとここでは言っているのです。
この世で学んで蓄えた知識は、後世まで残す事が出来るからです。
ソクラテスはそれを、「自分の魂の世話をする」と言っています。
生きている間に自分の魂の世話をちゃんとして、善き人間になる事が大事だと言っているようです。
逆にいうと、善き人間になろうと努力することによって、魂の世話ができていると
ソクラテスは考えました。
そうして磨き上げた高貴な魂であれば、
自分の死後も続いていくというのです。
この世のことだけを考えずに、智を磨き続けようというと大袈裟だと思うかもしれませんが、逆に今生の話だけではないと考えることが学ぶ意欲に繋がるような気がします。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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