開運への導き~「生かされている事に感謝しよう」
おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。
「人の運命は神のみぞ知る。」
これを彷彿させるお話を最近聞きました。
このところ有名芸能人や、若者の自殺が後を絶たず、本当に辛い時もありますが、どんなに手を尽くしても救えない命もあるというお話です。
和歌山県南紀白浜の名称・三段壁は自殺の名所としても有名です。
この地で22年間にわたり、自殺志願者と向き合ってきた人がおられます。
それは、白浜バプテストキリスト教会牧師の藤藪庸一さんです。
命の救済に努めてこられた藤藪さんですが、それでも救えない命はあると言います。
それは藤藪さんが教会を継いで、間もない頃に辛い体験がありました。
A君という青年との出会いです。
A君の兄は重い鬱病で、お父さんは片時も兄から目が離せなかったという
生活環境でした。
だからA君は、自分が働いて家計を助けなきゃと思っているものの、
仕事がいつも長続きしなかったそうです。
こんな自分が生きていたら、お父さんの迷惑だと思い詰めて、三段壁に来たといい、藤藪さんに電話をかけてきたのです。
幸いにもこの時は、牧師の誘いに応じて、教会の共同生活に入りました。
本人に働く意志があったため、仕事もその後すんなり決まったそうです。
「このままずっと働いていけるのではないか?」そう思った矢先、A君が突然「辞めたい」と言いだしました。
これには牧師も驚き、それまでとは打って変わって、「なんで?」と激しく詰め寄ってしまったそうです。
自立できるかもと・・と思った矢先の出来事でしたが、結局A君は仕事を辞め、父の所に帰ると言って、教会を出ていきました。
でも実際は、父の元に帰らず、投身自殺をしてしまったそうです。
海上で遺体が見つかったのは、2ヵ月後。
彼の持ち物の中に、牧師の名刺を見つけた警察から連絡があって、彼の自殺が分かり、愕然とした言います。
呆然としながら、彼の実家に連絡を取り、どう責任を取ればよいのか分からず、活動を止めようと思ったと言います。
その時奥さんに「手を尽くしても、何が起こるか分からない。そのたびに辞める、辞めないって悩むの?私は覚悟が決まったよ」と言われたそうです。
幸いにもA君のお父さんからも「辞めないで頑張って下さい」とい言葉を頂き、また続けていく覚悟が決まったと言います。
人の死は、本当に辛いものです。
周りの人に、深い悲しみを与えてしまいます。
もしかするとA君は、自分の命は自分の物って思ったのではないでしょうか?
でも、それは少し傲慢な考え方です。
「命は頂いたもの」・・・大切に扱わなければなりません。
自殺願望のある人に、そんな考えは持たないで欲しいと言いたい!!
出来ればすべての命を救って、生きている喜びを味わって欲しいです。
でも、悲しいけれど、どんなに頑張っても救えない命はあるのですね。
最終的には「神のみぞ知る」ということになるような気がします。
🌸神様に生かされている私たちは、それぞれの魂を輝かせて、感謝の気持ちで毎日を大切に生きていくのが一番大切なことだと思います。
命を大事にしていきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。