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人は誰かの為にと思った時に、希望が湧き、体の免疫も活性化する事が出来る。

これは、医師の鎌田實先生が仰った事で、鎌田先生には今でも忘れられない患者さんがいるという。

その患者は、42才の女性で、スキルス性胃がんを患い、余命3ヶ月と診断されていたそうです。

しかし、彼女は、子供の為にどうしてもあと少しだけ、長生きさせて欲しいと言う。

聞けば、彼女には2人の子供がいて、上のお子さんが高校三年、下のお子さんは高校二年生だという。

しかし、時は9月。
あと3ヶ月しか生きられない彼女は、とても卒業式には間に合いそうもない。

鎌田先生は、せめて彼女が卒業式まで生きられるように、何とかしてあげたいと思ったといいます。

しかし、奇跡はあっさり起きました。
彼女は、お子さんの上のお子さんの卒業式に出席したあと、その後一年8ヶ月も生きて、下のお子さんの卒業式も出席したと言います。

そして、2人のお子さんの卒業後に出席した後、彼女はその1ヶ月後に亡くなりました。

実は、こうしたことは科学的にも立証されていて、希望を持って生きている人のほうが、がんと闘ってくれるナチュラルキラー細胞が活性化するという研究も発表されているのだそうです。

誰かの為に希望を持って生きる時、人は奇跡を起こせるし、子供達にもしっかり命のバトンを渡す事が出来たのです。

この話を聞き、胸が熱くなると同時に、どんな状況であっても、人は希望を持つ事で、多くの奇跡を起こす可能性を持っているのだと改めて思いました。

どんな時も希望をなくさない生き方をしていきたいですね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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