「感謝と祈り」第983話

【徳のない人からはどんな幸運も去っていく】

藤尾秀昭氏のメルマガより、こんな話を紹介します。

運と徳というお話です。

大分前になるが、たまたま乗った タクシーのドライバーから、藤尾氏はこんな話を聞いたそうです。

ある50代の男性は、本業は葬儀屋さんですが、時間のある時に、タクシードライバーの仕事をしていたそうです。

その男性は、知人から母親の葬儀を頼まれたのだそうです。

その知人は、お父さんの面倒を見る事を条件に、両親が残した一億円の遺産をもらったのだそうです。

そして、その一年後に父親も亡くなったのですが、葬式をしないで、骨だけにして欲しいと頼んできたといいます。

不思議に思った葬儀屋は、「あなたは一億円もの遺産を親からもらったのに、何故葬儀をしないのですか？」と聞きました。

するとその知人は、「あのお金は、使ったり、人に貸したりして、とうの昔になくなってしまいました。」と答えたそうです。

徳のない人からは、どんな幸運も去っていくということを物語っているようです。

徳のない人は、どんなに沢山のお金が舞い込んできても、それを有効には使えないというお話です。

しかし、徳のある人には、例えお金を当てにしなかったとしても、必ず幸運が舞い込むようになっている。

徳と運は、連動しているからです。

もし、この知人が、親の遺産を当てにしないで、一生懸命父親の介護をしていたら、お金ももっと有効に使う事が出来たような気がします。

皆さんはどのように考えられるでしょうか？

親への感謝を感じていたら、もっと徳のある接し方も出来たかもしれませんね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。