「感謝と祈り」第944話

🍀一日一日を大事に.…。

ある有名な和尚さんが説かれた言葉です。

白隠禅師のお師匠さんだった正受老人が、晩年に村人相手にやさしい言葉で生き方を説かれたのが、有名な「一日暮らし」でした。

人間の一生、どんな辛いことがあっても、今日一日の辛抱だと思えば耐えられるし、逆に嬉しいことがあっても、今日一日と思えばそれに耽ることもない。

誰でも、今日一日、目の前のことであれば頑張れる。

今日一日一所懸命やればいいのです。

そうして最後に、
「一大事と申すは今日只今のこと」と締め括っています。

たとえ、人生に明確な目標がなかったとしても心配しなくてもいい。

人の縁を大事にして、「今日只今」を一所懸命やってれば人生は開けていくんだよという、素晴らしい教えなのです。

我われは過去のことにこだわりがちですが、それよりも「今日只今」こうして呼吸をしていることの素晴らしさに感謝すべきなのです。

それは自分の力ではなく、大きな力の働きによって生かされているから、これ以上の大事で素晴らしいことはないのです。

今日只今を大事にして、謙虚な気持ちで過ごしていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。