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自己肯定感を高めるたった一つの方法

こんにちは、双極症+ASDのレイン坊です。

今日は自己肯定感について自分の考えをお話ししようと思います。

自分に自信がなかった半生

自分で自分を好きになれない人って多いと思います。
僕もその一人です。
正確に言えば、自分のことが自分が一番大事に決まっているのに、その自分を肯定することができないのです。

かなりつらいですよね。
僕は幼少期から人間関係のトラブルが絶えなくて、いつも人に嫌われていました。
親からも「いじめられるほうが原因がある」と言われ自尊心は完全に破壊されていました。
人の目ばかり気になり、どうにかして好かれるような人間にならねばと思い込むようになりました。

僕の場合は自分に価値を見出そうとして、様々なことに挑戦しました。
勉強を頑張って大学に行ったり、ギターを練習したり作詞作曲をしたり、筋トレをしてみたり。
仕事も頑張りました。自分で自分をすごいやつなんだと思いたくて頑張りました。
また仕事ができない自分は価値がなくて職場から捨てられてしまうんだと思い込んでいました。

でも、いつまでたっても自己肯定感は上がりませんでした。
せっかく友達ができても、いつか自分から離れていくんだろうと卑屈になっていました。
はりぼてのメッキのようなちっぽけな自信は些細な出来事で剥がれていきました。

それもそのはず、そもそも自己肯定感の意味を誤って認識していたからです。

え?自己肯定感や自信って努力をして目標を達成したらついてくるんじゃないの?!
誤解でした。
「自己啓発本」「自己肯定感を高める魔法の言葉」これ全部うまくいきましたか?
僕には全く効果がありませんでした。

自己肯定感とは

自己肯定感とはすなわち「自己受容」のことだったんですね。

受容とは自分のあるがままの姿や状態、感情を素直に認めることです。
自己肯定感が高いと、メンタルが安定し自分が好きになり人間関係も良好になります。
逆に低いと、人の目が気になったり、人と比較して劣等感や優越感の間をさ迷います。また、人の言葉で傷つきやすくなったり、他者を自分の思い通りにコントロールしようとして失敗することもあります。
他人軸で生きることになりやすいです。

抽象的で分かりにくいですよね

  • △Doing ~する

  • △Having ~を持っている

  • ◎Being ~である

出来る理想の自分を追い求めると、それが何かの不幸でできなくなってしまったとき、完全に自信を失ってしまいます。

いい会社に採用された!(Doing)→ 会社をクビになってしまった。
お金持ちになれた!(Having)→ 資産を失ってしまった。

最近では青汁王子さんがこのような体験をしていましたね。
会社の資産を株に突っ込んで数十億の損失を出してしまったようです。
「お金がない自分は自分じゃない」みたいなことも言っていました。

これは「Doing」や「Having」で自尊心を保とうとしたからなんでしょうね。
良い車をたくさん持っていいマンションを借りている自分。
「Having」
地位や名誉、もともと持っているルックスや才能など…
これらも簡単に失う可能性があります。

では「Being」とは何か、「自分の存在そのもの」のことです。
ありのままの自分自身をそのまま認めて受け入れる。
簡単そうで難しそうで、簡単なことです。(どっちやねん)

高い意識をもって自分の目標をかなえたり良い行いをしても、この自己受容は満たされません。DoingとHavingによる自信だけが高まって、自己肯定感が高まったように感じてしまうだけだったのです。

僕は障碍者になって思いました。

障碍者も健常者も100年経ったらただの空気と骨になるんだし、似たようなものじゃん。
お金持ちも貧乏も同じたんぱく質のかたまりじゃん。
だったら自分もみんなと比べなくてもいいじゃん。
最初から自分は何も持っていないし、同時に何でも持っているじゃん。

自分で自分を認め始めました。

病気で仕事ができなくなった自分に価値はないのでしょうか?
いいえ、最初からないし勝手に自分で価値を付けることができます。
寝込んでるだけの自分は役立たずでしょうか?
いいえ、寝てばかりいて人畜無害な可愛らしい存在です(異論は認める)
自分で自分を責める必要がなくなりました。
これが自分なんだから仕方がないじゃん。それでいいじゃん。

そして少しづつ自分のBeing「自己受容」が進んでいきました。

ダメな自分のところを見つけては、
「ああー、やっぱり自分はこれが苦手なんだな。いいねぇ、じゃあなるべく違うことをしよう」
こんな具合に別の選択肢を見つける余裕が生まれました。

自分の中にある子供のような心「インナーチルドレン」に寄り添うことができます。
「こんなこともできないなんて人に笑われる!努力せねば!」
から
「できなくて悔しいね~悲しいよね~」と自分の中の感情を認めてあげます。
これは自分の子育てにも関係してきますよね。
子供の幼少期に親から認められて自尊心が高く育った子供は、メンタル(情緒)がとても安定します。
どんなに仕事ができなくても人から愛される大人に成長してしまうのです(頑張ってる人には納得いかないよねw)
家におじいちゃんおばあちゃんがいて、もみくちゃに存在そのものを可愛がってもらえた人もこういう傾向がある気がしています。

頑張らなくていいんです、頑張って成果が出なくてもいいんです。
それすらも受容してしまうのです。

僕はASDスペクトラム症です。
ものすごい人から嫌われます。
もちろん自尊心はズタボロです。
でも、自己肯定感の意味を再認識しただけで、自尊心が回復していきました。
「Being」だけでいいんですね。難しそうで簡単なことでした。
気づくまで時間がかかりました~

自己肯定感が高まると、とても生きやすくなりますね。
バカボンのパパも「これでいいのだー」っていてますもんね(ご存じ?)
人生の幸福感は生きる上で最上級レベルに大事ですよね。

いくらお金持ちでも有名人でも不幸な人は不幸です。

僕も最近目覚めたばかりなので偉そうなことは言えませんが、「自己受容」をどんどん進めていけたら人生が好転するだろうなと確信しております。
いま自分が嫌いな人は、もう一度自分のことを認めてあげてほしいです。

長くなりましたが今回のお話は以上です。
では!

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