誰がリーダーを支えてくれるのか
リーダーを支えるのはメンバーだよ!みたいなのは一旦置いておきます。
メンバーに支えられてるのは間違いない。ただ、そこだけになりがちじゃない?って話。
ここ↑に書いてあることは割とずっと思っていることで、
私の考えがここからブレているわけではないのだが、世の中ってリーダーに対して冷たすぎん?と思わないでもない。
基本マインドは「疲れた顔を見せない」で良いと思う。部下の前ではそうあるべき。ただ全方位それじゃないとだめですか?
甘やかす必要はないとはいえ、マネージャーにするところまでが上司の責任、マネージャーになったらあとは完全に自己責任!って感じが強すぎないか?
本人の話聞いたり
批判、指摘にとどまらないフィードバックをしたり
キャリアプランを一緒に考えたり
壁打ちしたり
そういう場が、ほんと~~~~~~に少ない。というかない。
もちろん自分で相談に行ったりしたら、色んな人が助言をくれるし、応援もしてもらえる。だから自分で相談できないやつがマネージャーをやるべきではない、と言ったらそこまでなんだが、だったらマネージャーにする時点でそこをふるいにかけないといけない。
甘やかせ、ヨシヨシしろと言っているわけではなく。マネージャーになってからのキャリアのほうが長いんだから、何に挑戦してどういうキャリアを築いていくのか、完全に自己責任として放置していたら、現状維持で省エネ体質に変化していくのも、そのうちよそ見をされてしまうのも当然なように思う。
今年身近にマネージャー1年生がいることで
絶えず励まして伴走し続け、時には各所へのホウレンソウを代わってきたことで、マネージャーの背負っているものや孤独を客観的に見ることができたし、あー、私は自分がいちマネージャーとしてこういう関わり方をしてほしかったんだな、といろんなことに気づいた(この1年生がそれを求めていたかはさておき)(そして私の伴走が十分だったかもさておき)
反対に、他のマネージャーが私に見えないところで沢山助けてくれていたのかもしれない、という気付きもあった。進行形でありがたい。
とはいえ「目に見える支援」が得られないと安心してマネジメントに挑戦できないんじゃ???とも思う。「マネージャー大変そうでちょっと手を出しづらい」「挑戦したと思ったら秒で心折れて撤退」はいつまでも解決しないのでは???部下の成長をガソリンにしてなんとか自分を保つしかないのでは??(このガソリンがない環境だとより難易度上がるよね)
代わりにやってあげる、が難しいぶん
取り組みが成功するように支援し
関心を示し
失敗してもチクチク責めるだけじゃなくて、
再度挑戦できるように一緒に反省すること。
まだまだ私もできているとは言い難いが、
きっとそれがセキュアベースリーダーシップってやつですよね、たぶん。なにかに挑戦しようと思える安全基地でいること。
そして「自分がそういうことしてもらったことがないから」という理由は基本的に使わないでいたいなと思う。
それは下の世代を苦しめて良い理由にならないし、「これで生き残れるやつが真に優秀なやつ」みたいなのは生存者バイアスでしかなくて、自分と違うタイプを排除していくことをマネジメントだとは思わないから。
もちろん主体的な相談がうまくできるに越したことはない。(し、そうしてくれる子たちとても助かってます。すべてを把握できているわけではないのでね!)
ただ、主体的な相談がないからといって放っておいて突き放して良いわけじゃないよねというのもマネージャーを育てている身としては忘れないでおきたいところ。