憧れられたいか同情されたいか
2015-09-18
私はもともと全然ポジティブなタイプではないし、「ポジティブシンキング」という単語もあまり好きではありません。仕事柄、慎重にならないといけない場面も多々有ります。
ただ、デフォルトがネガティブな人から「あいつもネガティブになっている」とか「あの人もこんなこと言っていた」とか、他人の話を聞くととても嫌な気分になります。
「そうなの!?なんとかしてあげなくちゃ!」とか「あいつ口ではポジティブなこと言っときながらそんなこと言ってんのか」とかいう気持ちより先に
お前なんかにあいつを同族扱いされたくないわ!
という気持ちが先に来るんですよね。
デフォルトがネガティブでいると、同情は集まるとしても信頼とか尊敬とか憧れを得るって難しいと思います。
ここ数年でようやく、かつて自分が言われてきた
同期でつるむな
相談は上の人に
ランチは上から順に誘え
社内恋愛は片方が役職者
この辺の本当の意味がわかってきたような気がします(おそい)
相談している、愚痴っている相手が自分と同程度の思考であれば
共感が得られる可能性は高いでしょうが、
共感ではなく解決を望んでいるのなら他にもっと言うべき相手がいると思います。
そして自分に対して相談や愚痴を言ってくれるというのは、
一つ優越感かもしれませんが
どういう意味で自分が選ばれているのかは考えないといけません。
前も書いたけど、たまたまそこにいたから、言いやすかったから、
この人も愚痴っぽいから、など「言った相手への影響」をなにも考えないで選ばれていないでしょうか。(なんという不名誉!)
この人はネガティブに流されないから、
諭してくれるから、解決へのアイディアをくれるから、
そういったプラスの意味で選ばれているでしょうか。
(リーダーは瞬間的に良い人にならない!)
相手が「ただ言いたいだけ」の人で、あなたが「ネガティブに影響を受けない」人であればとくに問題はないかもしれませんが、
少なくともあなたがそのことによって相手を心配したり、不安に思ったりするのであれば、それは不名誉な人選にあってしまったと思うより他はありません。