言葉が持つ力について
言葉が持つ力を信じる「言霊」
* 2023年9月8日配信分
みなさんは、言葉が秘める力について考えたことがありますか?
日本には「言霊(ことだま)」という言葉がありますね。
古代日本では、言葉には霊力が宿り、それを口にすることで現実を動かす力があると信じられていました。
この考え方は今でも深く共感できる部分があります。
驚きの「お米の実験」
そして、わたしが言葉の力を実感したきっかけが、「お米の実験」です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、お米やパン、花、卵などに「ありがとう」「大好き」といった優しい言葉と、「大嫌い」「ばか」といったネガティブな言葉をかけ続ける実験があります。
結果は驚くべきもので、ポジティブな言葉をかけられた方は長く良い状態を保ち、逆にネガティブな言葉をかけられた方は腐敗が進んでしまうんです。
この実験を初めて知ったとき、わたしは心底驚きました。
それまで「優しい言葉が良いよね」と漠然と思っていただけだったのですが、言葉がこんなにも物質に影響を与えるなんて!
それから、日々の生活で使う言葉を少しずつ意識するようになったんです。
言葉を見直す5つの段階
例えば、以前わたしがコールセンターで働いていたとき、オペレーターの言葉遣いを修正する業務がありました。
その際に使っていた、言葉を見直して、そして改善するための5つの段階を紹介しますね。
「やめたい言葉」をしっかり認識する
言ってしまった後に気づく
言っている最中に気づく
言おうとした瞬間に気づき、別の言葉に置き換える
使わなくなる
このプロセスを繰り返すことで、不要な言葉を少しずつ減らし、より良い言葉を自然に選べるようになりました。
これは言葉だけでなく、他の習慣にも応用できると思っています。
脳内のおしゃべりを意識する
また、心理学や脳科学を学ぶ中で、自分の脳内の「おしゃべり」にも目を向けるようになりました。
人間は1日に約6万回も思考を巡らせていると言われ、その大半が「エゴ」の声です。
「どうせうまくいかない」「嫌われている」「自分はダメだ」といったネガティブな声が、私たちの行動や選択を知らず知らずのうちに縛っているのです。
でも、これに気づくことが第一歩。
そして、感謝の言葉や優しい言葉を意識的に使うことで、少しずつ自分の心も変わっていきます。
観葉植物への声がけの効果
わたしは家にある20鉢の観葉植物に「大好きだよ」「いい子だね」と声をかけながら水をあげています。
これ、自分にも同じように優しい言葉をかける練習にもなります。
もし「わたしってダメだな」と思ったら、「そんなことない、大丈夫」と自分を励ましてあげる。
そうやって自分との対話を変えていくことで、心が軽くなるのを感じています。
言葉の力が人間関係を変える
この言葉の力は、パートナーシップや人間関係にも大きな影響を与えます。良い言葉を選ぶことで、無駄な喧嘩や誤解も減らすことができるんです。
マザーテレサの名言
最後に、わたしが大好きなマザーテレサの言葉をお届けします。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
使う言葉は、パートナーシップにおいても大事ですね。
思考と言葉を少し変えるだけで、人生は大きく変わると信じています。
今日からでも、使う言葉を少しだけ意識してみませんか?
またこのテーマについてお話しできたら嬉しいです♡