信頼されるリーダーになる人に共通していたこと
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
わたしは約3年ほどコーチング会社に所属したくさんの様々なリーダーの皆さんにコーチングを提供させていただき、人材育成のお悩みに特に乗らせていただいて参りました。
その中からですね、「メンバーから信頼されていないと感じる」という恐れをリーダーの皆さんから多くいただいてきました。
信頼されていないかもしれない、という恐れってどこから来るのでしょうか？
実際にお話を伺うと、自分より年上の部下を束ねているだとか、組織の状況に対応できなくて、信頼を得られなくなった気がするという話をよく伺います。
細かいことを言い出すと、信用されていないと感じる理由は、本人の行動の結果やバイアスであったり、部下側のバイアス、組織の状態によるので、中々「これが根本原因だ！」というのは、しっかりとお話を聴かないとわからないのです。
めちゃくちゃぶっちゃけて言うと組織課題も大幅にあるわけなのですが、
一方でたくさんのリーダーの皆さんを見て、恐れを乗り越えて、自分の役割を理解し、今必要なことに集中して実績を積み重ねていかれ、信頼されていかれるなと、わたしの経験ベースではありますが感じています。
リーダーの役割ってなんだ？
そもそも、リーダーって結局は組織においては、引っ張っていく人、目標に向かってメンバーをサポートできる人と定義があるんですけど、正直、組織の形態によっては、リーダーの役割がバラバラなのが実情だなというのが私の実感で感じることだったりします。
ある意味、教科書通りの定義がもう機能していない的な感覚でしょうか。
めちゃくちゃリーダーからの指示が必要な組織もあれば、メンバーの話を聴く役割のリーダーが必要な組織もあります。
それくらい、いまの組織で成果を出していくためには、めちゃくちゃ必要なリーダーに求められることって多様化しているような感じがあって、クライアントさんをサポートしている中で、
「え？こんなにたくさんのことやらないといけないの、マジで無理じゃない？人一人の中に10人ぐらいの能力を搭載せよって言っているようなものでは？」
みたいなことを、日々サポートしながら感じていました。
よく今のリーダーになるのが大変といわれることが多いわけですが、結局は愚直に今必要なことが何かを見極め行動に移していけると、何が問題であってもそこまで関係ないのかもしれないと感じることもあったりします。
共通していたこと
それでも、試行錯誤しながらも、メンバーから信頼され実績を積まれていくリーダの皆さんの特徴は、スキルや経験というよりは、「今自分に必要な役割は何か？」を冷静に判断し、
柔軟に対応していかれる人が徐々に周りから信頼され、実績を重ねていく人が多いのかなと感じています。
だから、どちらかというと、「何でもやれる」人というよりは、「何をやらないか」を決められる人が強いと感じるのです。
わたしが、ずっと働いていたスタートアップは「なんでもやる」ことを求められていたのですが、どちらかというと「ひたすらやりながら、やらないことをどんどん決めていく」ことで成果を出している人が多かったです。
実際本人も手を動かしているわけですが、その分あまり効果がないと思ったことは手放していくプロセスも早かったと感じます。
そして、大きな企業や中小企業のリーダーの皆さんもリーダーとの業務がこれくらい多くのものを求められている中で、結局は「やらなくていいこと」は何かを徐々に決めるということ求められているような印象があったりします。
やらなくていいこと決めるのが怖いのは
本当に？
正直やらないといけないことばっかりじゃない？
と聞かれます。
確かに、そうです。実際仕事は多いし、現実的には業務過多と呼ばれる人が多いのです。
しかし、本当にやらないといけないことって実は取捨選択でできると感じています。
例えば、メンバーにはしっかり自分がつきっきりで仕事をしなくてはならないというタスクを自分に課している、もしくはちょっとした雑務をメンバーに頼めなくて自分で雑務を請け負っているとかね。
自分の時間を圧迫してしまって、本来の自分の役割がこなせなくなって信頼が落ちていくみたいは負のループですね。
こんな状況は何度もクライアントさんとセッションをする中で見てきました。
メンバーからすると、「任せてもらえない」と感じて信頼が落ちていく可能性がありますし、あなた自身の時間が圧迫してどんどん仕事が重なっていく。
ここまで読んでいただいてわかる通り、「やらなくていいことを手放して」「やることに集中する」ことの方が難しい人の方が多く、手放すことができる人が変化が速くなっていくことを感じます。
実際手放すことができていく人は、私の体感だと徐々に穏やかにお仕事もされるようになっていくし、効率性もどんどん上げていくと感じます。
自分自身が「やらなくていいことを手放すこと」ができないというのは、背景には、「これまでの自分ではいられなくなる」ことに対する恐れが大きいような気がしています。
え？まさかの感情論？と思われるかもしれないのですが、案外そうなのです。
「自分は感情に左右されないから大丈夫」と思われている方も、実際はメンバーに信頼されていないなと感じることがあったり、フィードバックを受けることがあるときは、行動の背景にある無自覚な感情が邪魔をしている可能性があります。
例えば、「完璧にこなさないとい価値がなくなってしまう」「どうしてもメンバーが話をしているとこに首を突っ込まないと、きっと失敗する」みたいな、バッドエンドを想像して手放すということができないとかですね。
確かに、任せるということは一時的なリスクはあるかもしれません。
でもこういった不安の感情の90％は現実にはほぼ起きないことがほとんどです。
実際に、クライアントさんに、何度か仕事を始める前に頭の中にある感情を書き出すだけ、書き出して、仕事が始まったらわきにおくというのをやってみてください。とお願いしてやってみてもらったことがあるのですが、それだけでも業務効率が一気に上がって、やるべきこと、やらないでいいことを決められるようになって、課題感だった周りとの信頼関係も改善したという話をしてもらったことがあります。
他の方からも何度か頂いた感想ですが、以下のようなものがあったりします。
「結局は、自分の感情の処理がうまくいっていなかっただけでした。」
「結局は起きてもいないことに怖がって恐れているだけだった」
「考える必要のないことをわきに置いたら、やるべきことに集中できました」
いま、本来やる必要があることに集中してコミットできればおのずと、周りとの信頼関係は上がっていきます。
必要のないことに着手せずに、自分の役割に徹することで、周りのメンバーもそんなクライアントさんを見て信頼していったのかなと感じたりします。
もちろん、その役割を徹するためにもしかたらプロセスの中で知識やスキルを入れる必要もあるかもしれませんが、結局は必要なスキルや知識も、手放さないと入ってきません。
手放していくプロセスに入っていくためには、今の自分の思いや不安な感情に向き合っていく必要があります。
わたしも今、自分で起業をし、自分で発信して、クライアントを集め、そしてクライアントの成果にもコミットして、みたいなことを考えているとやるべきことが本当にたくさんあるな～！と感じて泣きそうになることはいっぱいありました。
でも、大抵冷静に考えると案外やらなくていいことというのは、決められることもあります。
やらなくていいことをまずは手放す、手放すのが難しい場合は、何が気になるのかに向き合っていく。
向き合ったら、脇に置いて前に進む。
これができるだけで、本当にパフォーマンスというのは大きく変わってくるなと感じます。意外に人の思考というのは、しつこくてねちっこいものかつ見えづらいものです。
だからこそ、無自覚なねちっこい思考に、まずは自覚的になってわきに置くの繰り返しの作業が必要になってくるわけです。
信頼されるリーダーになるということは
あなたにとって信頼されるリーダーになるということはどんな意味を持ちますか？
ぶっちゃけ、信頼して要らんわ！という人もいるかもしれませんが、わたしは信頼を得て前に進むリーダーって個人的には、キラキラはしていないこともあるけれど、美しいなとめちゃくちゃ思います。
苦労や葛藤も、本当はこうありたいのに中々できないと頭を抱え前に進もうとするリーダーの皆さんが私はすごくかっこいいなと思うし、乗り越えていかれる姿を支えさせてもらえるのが凄く好きです。
今もしかしたら、この瞬間は傷ついていたとしても、前に進む、乗り越えられたときに自分や周りへの感謝が湧いて、失いかけていた自信を取り戻していく姿がとっても大好きです。
ちょっと相談させてほしい、という場合は、ぜひ連絡してください。
約200名以上のリーダーの育成のお悩みに伴走してきたからこそお伝えでできることがあると思います
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貴方が成長し進んでいくことを、一緒に喜びたい。
これまで、あなたが一人で頑張って成長してきたことを、一人で考えさせずにともに進ませてほしい。
人を育てるということは、あなた自身が育つこと、成長することです。
一緒に喜びを共有させてください。
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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。
200名以上のリーダーに伴走してきました。
今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。