なぜ、スキルだけを学んでも職場のコミュニケーションの課題は解決しないの?
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
人材育成、組織とか分野でキャリアを積んできました。
わたしは、特に職場でコミュニケーションの課題を抱えているリーダーの皆さんへたくさんコーチングのトレーニングや研修をしてきた人でもあります。
その中でよくある悩み第一位!
「コミュニケーションスキル学んだけど、次々に課題が湧いてきて解決しません!」
というお悩みです!
いや、おっしゃる通りですよね。
とりあえずスキルを学びました!
じゃあ明日から、完全に職場の特にコミュニケーションがすぐに改善される!
みたいなことっていうのは、難しいのが実情だったりします!
な、なんだって!?じゃあ何のために、やっているんだ!?みたいな声が聞こえてきそうです。
いや、本当にそう(;^ω^)
意味ないわけではないのです。ただ必要な視点はスキルだけじゃないよ、ということをセッションでお伝えするようにしております。
今日のnoteは、職場でコミュニケーションに悩んでいる、スキルを学ぶかどうか迷っているぜ!学んだけど、適応が難しいぜ!っていう人に向けて書いております。
スキルを学んでも改善が難しい理由
コーチングを軸に、わたし自身コミュニケーションのスキルを教えている立場ではあります。
しかしですね、そのまま、結局職場に適応させようとするのって意外に難しかったりします。
例えば、コーチングというのは話を聴いて相手の考えを引き出したりするスキルなんですが、なんでそれが職場のコミュニケーションの改善につながるのか?みたいな視点が必要なのですよね。
話を聴くのが苦手な上司が多くて、委縮しているメンバーが多い、まずは話を聴けるようになって安心して働けるようになってほしい。
みたいな思いがある中で、コーチングトレーニングを頂くことがあるわけですが、そもそも上司が話を聴けなくなっているのは個人のスキルの問題なのかを考える必要があるわけです。
例えば、職場の環境的に話を聴けるような業務環境にないとか、常に締め切りに追われているとか、
企業文化の中に話を聴くみたいなことを必要されていない職種であるとかいろんな要素が組み合わさっているわけなので、一概に、一人すぐにスキルを学んだからといって職場のコミュニケーションが改善されるわけではないということです。
めちゃくちゃ極端なこと言いますが、戦時中にみんなで傾聴のスキル学んで何か改善されるかどうかみたいなイメージです。
上司が話を聴けない要因というのはスキルの問題なのかどうかを考える視点が必要だったりします。
スキルじゃないのであれば、どうすれば
ここまで極端な例で改善を目指すとすれば、職場のカルチャーを大きく変革しよう!みたいな話になるわけです。
会社の中でこれくらいの変革を目指す人もいます。
本気で組織を変えるぞ!という変革者は、コミュニケーションのスキルやマインドだけに頼らず、組織の構造やフェーズを理解した上で変革を手伝ってくれるプロも含めて相談するのが良いと感じます。
で、ほとんどの人がそういう話じゃないんだよって話が多いと思うので、ここからは個人レベルでできる話をしますね。
大事なのは、他者との関係に悩んでいる自分を理解することです。
なぜ、自分はその職場ではコミュニケーションが難しいと思うのか?
いつも躓くときはどんなときか?
その要因を自分は何が原因だととらえているのか?
本来はどうなっているといいのか?
逆に自分が生きた職場はどんな環境や人だったのか?
同じことを人生の中で繰り返していないかを分析することです。
他者との関りでのお悩みは自分自身の特性をしっかり理解していないことから起こることが多いのです。
例えば、車を運転するとします。
運転する車がトラックなのか、軽自動車なのかでは、運転するときに気をうつけることって全然違いますよね。
軽自動車のノリでトラックを運転していたら事故ります。
人間関係も同じなのです。自分という車がどんな形をしていて、どんなものなのかを理解していないと周りと気づかないに、事故が起きるのです。
自分が車体の大きなトラックだということがわかっていたら、適切な車間距離を置いて安全に運転することができます。
まずは自分を理解すること、そしてそれができたら、他者を理解することにつながっていきます。
そして、なによりも、
普段自分が、どんなマインドで、他者と向き合っているかを知ることです。
仮に、
「自分が全て物事を進めた方が前に進む」
「周りの仲間の力は必要ない」
というマインドセットがある人がいたとします。
仮に自分がマインドセットで回りと接していたとしたら、どんなコミュニケーションになってくると感じますか?
あんまりに人の話を聴かないで、割と職場では独断で業務が進むかもしれません。
話の聞き方や伝え方やスキルを教えても、行動が変わるかという層でもないと思うのですよね。
意外に、そもそも自分がどんなマインドで生きているなんかなんてことは、人はそこまで自覚的ではありません。大抵無意識です。
無意識で行っている行動が、トラブルになってきたときにはじめて「変わらないといけない」「変わる必要がある」と人は自覚的になってきます。
マインドセットの根深さ
マインドセットというのは、結構昔から培われているものが多くて根深いものが多いです。
わたしの「必要とされたい」「必要ではないと思われることが怖い」というマインドセットは、わたしよりも兄が父母に大事にされているいるのではないかという幼少期からの傷から来ています。
衝撃的だったのは、兄よりも生まれたときのアルバムの写真が圧倒的に少なかったこと。
そのころからの、私の口癖は「お兄ちゃんばっかりずるい」でした。
兄より愛されれていないのではないかという不安が強かったのだと思います。
男尊女卑の家庭だったことや、そして母と父の仲があまりよくなくて、ひたすら母の愚痴を聞いてあげないといけなかったこと。
でも、そこで母の愚痴相手になるという存在意義が確立されていたことが今の私に影響していると感じます。
他者との関係でつい奉仕的になりすぎてしまう、逆に気づいてもらえないと悲しい気持ちになるわたしの他者との関係の負のループはここからきていたりします。
マインドセットを乗り越えるために
思考のループが間違いなくあって、これを書き換えていくためには、まずは自分にはこういうマインドセットがあるのだと気づくことが必要です。
何がきっかけで、いつも同じ行動を起こしてしまうのかを知ること。
よく言われる潜在意識と呼ばれるものです。
このループは意外に一人で気づくのが難しいです。
なぜならば、無意識で起こしていることだからです┐(´∀`)┌ヤレヤレ
わたしも正直、この無意識の負のループを起こしていることはいろんな学びやコーチからのフィードバックを得て少し気づき始めて関りを変えることができるようになってきました。
クライアントさんにもこの構造を一緒に紐解いていくと
「うわぁ。。。(;^ω^)」て表情をされます。
マインドセットを書き換えることを無理にする必要はありませんが、自覚的になることで、自分をコントロールしやすくなります。
わたしも、自己犠牲的に生きるのをやめて、自分が一緒にいたい人といる、そうじゃない人とは距離を置きながらスキルを使ってコミュニケーションをとるということができるようになってきました。
スキルはマインドセットを理解してからじっくり学んでも遅くありません。
むしろそっちの方が効果的です。
あ、でも人によっては「スキルを実践して」、難しいを実感してからマインドに戻ることもできます。
結局はスキルだけではどうにもならないの一緒です。
スキルを学んでもいまいち、コミュニケーションが改善されなかった、いまいちだったという方、ぜひ、お気軽にご相談ください。
約200名以上のリーダーに伴走してきたからこそお伝えでできることがあると思います
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