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どうして,人は,組織は,変わらないのだ?と思ったときに考えたいこと

こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。

先日組織向けのコーチングと個人向けのコーチングの違いについて触れさせていただいているnoteを書いてみました。

たくさん見て頂き嬉しいなと感じているところです。

せっかくたくさん読んでいただいているのもすごくうれしいなと思っているので、ぜひ続きみたいなものを調子に乗って書いてみようかなと思っています。

好評だったnoteはこちらです。


先日のnoteでは、組織向けのコーチングというのは個人の支援を行うだけではなく、事業目標や組織の文化などの変革への影響を中心に考える必要があるというお話をしました。

特になぜ組織向けのコーチングが面白いかと思っているポイントは、以下のように表現をさせて頂きました。

人間関係での悩みはどうやっても一個人の問題が大きいととらえられがちですが、しかしそうではないことを組織向けのコーチングをやるようになって理解できるようになったのです。

一個人の問題ではなく、組織の課題として扱うことができる。

いっしょにいるチームで解決できる問題なのかもしれないと感じられるようになったからかもしれません。

それはわたしにとって、やっぱり希望なのですよね。

人と人の関係に与える影響を絶望ではなく、理解できることが面白いことです。

これは、まさにわたし自身がいろんな環境を選んで働いてきたからこそ実感していることであり、その組織のカルチャーや構造によって人がわかることを実感してきたらに他ならないと感じています。

今回のnoteに関心を頂いた方は、組織の中働くことへの葛藤をもしかしたら持っている人なのかもしれないと想像しています。

そんなお悩みを持つ皆さんの中には、今の会社が合わないなと思って疲れている方もいれば、もしかしたら、どうにか今の会社や組織を変えていきたいんだけれどどんなことからしていいのかわからないという思いがある方もいるかもしれません。

今日のnoteは、「いやぁ、人って変わんねぇよな」「組織なんて変わることないよね」て思っている人に向けて、何かお伝えできることがあればと思って書いています。

昔は会社はろくでもないと思っていた

わたしは、正直昔「会社なんてろくでもない」と思っていた側の人間です。

社会人になって、会社に入り感じたことは「思ってたんとチガウ」みたいな感情がまずわきました。

就職活動でわたしが多くの企業に質問したときに、「主体的に意見を言う人を求めます!」みたいなことを言われたのですが、実際に会社に入ったときに、めっちゃ素直に思ったこと言おう!と思って割と気まずいと思われるような意見をどんどん出してしまっていました。

当時は言ったのは銀行で、比較的文化としては元々あるものを変化させるということはあまりなく、今あるものを守っていくみたいな考え方が根っこは強い組織でした。

なので、何が起きたかというと、出る杭は打たれるじゃありませんが、めちゃくちゃ怒られたんですよね。

「お前何言っているの?」みたいな。

え?就活の時、あれだけ「意見いう人が欲しい!」って言ってた嘘やん!

って面を食らったことが大きな感じたギャップ。

そして、これ他のクライアントさんからもよく聞くし、わたし自身も強く感じていたダメ押しの感じ感覚が、

「誰も仕事楽しくなさそう」
「めざしたいと思える人がいない」

こういう思いです。

働いている組織の誰も楽しくなさそうだし、帰りに愚痴を言って飲みに行くためのお金を稼いでいるようなそんな感じがして、なんだかずっとここで働くことを考えるのが怖い気持ちになっていきました。

そんな不安から抜け出したくて、転職した先でも大きく変わることはなく、「働いている人が楽しくなさそう」「愚痴を言っている」みたいな環境が変わることはなく、その当時はわたしは「会社なんてやっぱろくでもないものなんじゃないか」みたいな感情があったと感じています。

その後、結局はそんな風に周りのせいにばかりしている自分のせいでもあるなと考えを変えて、「周りが変わらないのであれば、自分が変わるしかない」と考えベンチャーに転職をしたときにわたしは大きなカルチャーショックを受けることになるのでした。

環境が人を生かすことができると知った

その後入社したITベンチャーで、働いたときわたしはめちゃくちゃ大きなカルチャーショックを受けると同時に、会社というものに対するイメージが一気に変化することになりました。

「み、みんな楽しそうに働いている!!」

誰かに強要されたわけでもなく、みんな働くことが本当に楽しそうだったんです。

そして、なによりも、わたし自身も楽しくてたまらなかった。

忙しい組織だったし、正直大変だったけれど、それでも、毎日が楽しくて会社に行くのが楽しみでした。

実際にやっている業務が元々求めていた「対人支援の業務」というものが自分にフィットしたのも間違いありません。

しかし、絶対的にそれだけではなかったと感じます。

わたしは、当時入社した会社に「働く面白さ」を初めて教えてもらった気がしています。

そして、私がどこかで会社で働くことへの希望、組織で生きることってちゃんと面白さを感じられるんだという実感を貰った会社でもあります。

学んだこと

何よりも、わたしがその会社のフィットしたのは、「人のせいにするのではなく、仕組みに課題があると考える」という考え方でした。

これは、わたしが一番この会社に入ってよかったと思えるポイント、そして今も組織コーチングに生かせていると思える考え方なんですよね。

例えば、ある人が納期が遅れてしまうような事象が起きてきたとします。それまで、私の元々いた会社の考え方だと、「その人に能力がないから間違えたのだ」という批判のされ方をするような考え方が多かったんですよね。

しかし、問題が起きたのは、その人自身がどんな仕事のプロセスを踏んでいて、周りはどんな環境に置かれていたのかをフラットに考える思考をする文化がその会社にはあったのです。

自分の能力のせいと一律に考えるのではなく、どんな仕組みがあったからそういう行動をしたのか、組織として、そしてファクトとして、自分自身が変えられることはなにか?を建設的に考える文化だったんです

これはわたしにとって、めちゃくちゃ幸福度が高まる考え方でした。

「誰かが悪い」という考え方ではなく、今起きている課題にフラットに向き合うことを求めてくれる会社でした。

意見をだして、改善に動けば動くほど、しっかり評価されます。

余計ないことを言うなと言われることはなく、むしろ意見を歓迎してくれる。

変えられないことに批判的になるのではなく、事実として受け止め、変えられる行動と仕組みにアプローチを一緒に考えてくれる文化がそこにありました。

わたしはそれまで、会社は変わらない、だから自分が能力を高めるしかないみたいな結論に行きがちでした。

何かを変えようとすると嫌われるし、回避されるし、そもそも周りに合わせる能力がないと判断されることだと私は思っていました。

しかし、課題が起きたときに、声をあげれば改善に動くことに協力してくれて、仕組みを変えようとする会社も世の中に存在するのだと知ったとき自分自身の考え方と組織の考え方がフィットする感覚を感じました。

「考え方やゴールが似ている人と働くのってこんなに楽しいんだ」

組織で働くときに大切なこと

わたし自身、この経験から組織で働くときに何よりも大切なことは、文化が自分の価値観に会っているかどうかって本当に大切なことなんだなと感じるようになりました。

そして、職業適性ももちろんですが、「誰か」と働いていくうえで必要なことは、これまで作り上げられてきた文化と、そして組織が向かっていくゴールと自分が向かいたいキャリアのゴールの一致を少しでも感じられるかどうかなんですよね。

わたしは、どこかのnoteでも書きましたがどこかで「条件」とか「将来性」のみで仕事を選んでいた時期が少なからずあったのですが、その時はさっき言ってたみたいに「ろくでもないな」と勝手に判断していたのですよね。

そんなことより自分に出来ることは、そもそも自分自身は逆にどんな価値観を持っているのか、どんな風な文化であればフィットすると思っているのか、逆に合わない環境は何かを自分自身で知ることをすべきだったんだという反省点がいまになってあります。

組織の変化は起こせるか

もう一つの視点として、そもそも組織を変えていくことは可能なのという話をしたいと思います。

その組織では働いていくこと自体は決まっているけれど、しかし組織を変えていくことが自分のミッションでありやりたいことである人をわたしはサポートさせていただいていたりします。

いわゆるHRのお仕事をされている人です。

「今の組織文化を変えていきたい」という思いがある方々をサポートしています。

例えば、わたしが新卒の時に働いていたような環境で生きている方が、少しでも、意見が通りやす文化に変えていきたい、働いていて楽しいと思える環境にしていきたいと思って動ている人事の方々や経営者の方々はたくさんいます。

確かに変えにくいもの、変わらないものはあります。

しかし、変えられるものはあるはずだなと思っています。

社内の中でくすぶっていたとき、わたしは正直「組織なんて変わらない」「自分が変わるしかない」とあきらめに似たものを持っていました。

時間は確かにかかるし、大変だと思うことが多いです。それでも、「変えられない」と思っていたものが変わるかもしれない実感を持つことっておもしろいのです。

だからこそ必要なのは、「変わらないこと」に批判的になるのではなく、「変化を起こせることは何か」を丁寧に考えていくことです。

組織というのは、人から生まれているから、組織の課題の一つひとつを「誰かのせい」にしてしまうことも少なくありませんし、実際に中小企業ですと経営者の意識というのは大きな影響を及ぼすのも現実おきます。

もちろん仕組みだけで変化を起こすことはできません。

「組織」に変わってほしいと願うのであれば、「人」と「仕組み」「文化」両輪で考えていく。

誰かのせいにするだけではく、変えられることを一緒に考えていく。

もし、あなたが、「組織に変わってほしい」と思いながらも「変えられない」というジレンマを持って苦しんでいるのであれば、今日の記事が参考になると嬉しいです。

もし、今日に記事が参考になって私と話してみたいとおもってくれたのであればぜひメッセージをください。

3年、組織向けのコーチングを提供し約200名以上のリーダーの育成のお悩みに伴走してきたからこそお伝えでできることがあると思います
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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。

200名以上のリーダーに伴走してきました。

今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています


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