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話を聴きすぎて、対話の終着地点がわからないとき

こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。

クライアントから、今日はよくクライアントから質問いただくことについてお話ししたいなと思います。

「話の論点が見えずに、ずっと話し続ける、愚痴ばかりいう人ってどう対応したらいいのでしょうか?」
「話を聴かないといけないというのはわかっているけど、こっちの時間も場われている感覚になる」

という話をよく伺います。

これ、わたしもめちゃくちゃ出会ったことがあるのですが、いつ話を追わせていいのか?って迷いますよね。

聞いてあげないといけないのもわかるんだけど、正直自分の時間もとられるし止め方がわからない。

今日の内容は、駆け出しのコーチの皆さんにも、もしかしたらお役立ちできる内容になるかもしれないので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

話の終わりが見えないとき

例えば、ミーティングや1on1、コーチングのセッションでもそうなのですが、最初のテーマとどんどんそれて関係ない話が続いたとき

「この話って、何とつながっているのわかんないな」

と困ってしまうことがあります。

段々話が冗長になっていったり、話題が核心部分から逸れてしまうなど、相手に対して話を聴いてあげないといけないと思っていると止められないし、とはいえ、このまま本人が話したいことを本当に話せているのか、本質的に必要な対話ってこれなんだろうか?みたいなことを思うと正直もやもやしちゃうということもあるんじゃないかなと思います。

わたしも実際、これあるわけなのですよね。

相手に嫌われるのが怖かったり、ちゃんと聞いていない人だと思われるのが嫌だったりして、止められない。

特に駆け出しのコーチの時は、めっちゃこれが多くて、相手の話を止めるのが苦手でした。

正直、今も得意かと言われるとそうでもないのですが、ただ、ちょっとしたコツというのは自分の中で明確にあるなと感じています。

①対話のゴールを決めること

話が枝葉になって、どんなことを話したいのか見えてこないときというのは、そもそも対話のゴールを決めていないことが大半です。

わたしも最初は、「あれ?この人って何の話をそもそもしたかったんだっけ?」と困って、どこに帰結していいのかわからなくなることってめちゃくちゃありました。

そういったときに、戻ってこれる場所として「対話のゴール」を決めるということはとっても大事です。

聴いている側からすると関係ないことでも、本人にとっては対話のゴール向けて関係のある話の時もあります。
そういうときも、対話のゴールさえ握っていれば本人に関連性があるかどうかを確認することができます。

例えば、
「今日は、メンバーとのコミュニケーションについて、ネクストアクション決めたいというのがゴールでしたね。今お話しいただいているのは、クライアントのクレームの話題になってきているようですが、関連はありそうでしょうか?」

こんな感じで聞いてみるという感じです。

もし関連があるのであれば、その説明を頂いて話を聴くということもできますし、関連がないのであれば元の話題に戻す、もしくはゴール設定をやり直すことも有効です。

「え?こんなこと言って嫌われない?」と思うかもしれませんが、意外に大丈夫だなというのが私の実感です。

「時間を有意義に使う」というのは、自分だけじゃなく相手のためでもあるので、しっかりと意図を伝えた上であれば、特に嫌がらずに受け取ってくれることがほとんどだなと思っています。


②時間制限を最初に伝えちゃう

めっちゃこれが意外にわたしは、有効だなと思っています!

「え?冷たくない?」って思うかもしれないんですけど、なんでも人ってそうなのですが期限を決めないと延々と先延ばしてしまうということってありませんか?

夏休みの宿題じゃないのですが、1か月時間があると思って放置していたら気づけば前日だったみたいな感じで、人というのは「時間がある」と思ったら、だらだら使ってしまう生き物なのですよね。

「60分時間がある」と思って話す思考と「30分時間がある」と思って話す思考だったら、前者より後者の方が、「早く伝えないと」と思って一生懸命考えて話してくれます。

「ちゃんと話を聴いてあげないといけないんじゃない?」みたいな思いもあるのもめっちゃわかります。

ただ、時間は限られていて有限の時に、「時間が無限にある」と思って話をされてしまうと中々本当に話さないといけないことに話が行きつかないということが起きてきます。

これは、相手にとって気持ちがいいのかもしれないのですが本質的に有意義な時間になったかというと、全然違ったみたいなこともあるのですよね。

話をじっくり聞く必要があると判断したときはやらなくてももちろん大丈夫なのですが、話が本筋から逸れやすい方、時間を気にせず話続ける方には意外に有効な手段だと私は思っています。

相手にどのように時間を使いたいのか、率直に聞いちゃう
最終的にわたしが使うのはこの手段です!

  • ただ話を聴いてほしいのか

  • 対話に何かしら結論を出すための使いたいのか

  • 何か改善してほしいことがあって訴えたいことがあるのか

選択肢を出して、相手に投げてしまうことがあります。
相手がこちらに求めていることが明確になっていないと、こちら側がどう対応したらいいのか、こちら側が相手の要望に応えることが「できる」「できない」の判断を相手に伝えることもできないのではないかのかなと思うわけです。

意外に聞いてみると相手も安心して「こうしてほしい」とリクエストを出してくれます。
「ただ話を聴いてほしい」という風に言われることもあります。

聞いてほしいだけの日もあるのって私も経験があるので、セッション中リクエストがあったらそのように対応するようにしています!

結論が要らないときは結論を一緒に合意して結論を手放す方がいい時間になったりします。

ただ、セッションではなく日常の忙しいときに「ただ話を聴いてほしい」というリクエストがあった場合に、あなたに余裕がないのであれば、そのことをしっかり伝えていく必要があります。

話を聴くこと言うことはしっかり自分のリソースを使うわけなので、自分に余裕がないときにやると、自分も疲れちゃうし、相手はあなたが受け入れてくれるのが当たり前なのだと学習をするので、しっかりを伝える必要があります。

いや、ぶっちゃけ難しくね?となっている人もいるかもしれません。

ただ、思い出していただきたいのは、話を聴くということ、意外にリソースを使うのです。

お互いのためになっているかどうか、ぜひ考えてみたとき「いや違うかも」と感じるのであれば、関りは見直して行く必要があります。

つい相手の話を聴きすぎてしまう人へ

正直めちゃくちゃわかります。
今日の話もしかしたら「ゆみさん厳しいよ」「難しいわ」って思う人もいたかもしれません。

めっちゃわかるんです。わたしも聞きすぎちゃうから。嫌われるのが怖くて止められないから。

でもね、気づけば自分のためにも相手のためにもなっていないこともあるわけです。

コーチングは話を聴け、上司は部下の話を聴けという話がありますが、もちろん私も前提そうだなと思っています。
ただ話を聴きすぎてしまって「これは何の時間だったのだろう?」とお互いが少しでも感じているのであれば、本来の「聴く」ということから逸脱して「惰性で聴く」になっている可能背もあるわけです。

お互いにとって、それは避けたいことなんじゃないかなと私は思うわけです。せっかく聞くのであればしっかりお互いにとっての有意義な時間にしていく必要があります。

こういうときは話を聴く側が、必要以上に低姿勢になるのではなく、「プロとして」対等に向き合うことが何よりも大切だと感じます。
もし、相手に遠慮してしまって話を聴きすぎてしまうとき、相手に向き合っているとき、もしかしたら、相手と対等の立場に立つことを意識できると良いかもしれないなと思います。

貴方は、自分下げなくていいのです。
目のまえの人とは、上も下もありません。
対等な存在であることを忘れないください。

それでも、難しさがあるわ。
しんどさがあるわ。

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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。

200名以上のリーダーに伴走してきました。

今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。


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