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『質問の意図がわかりません』の本当の意味
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
コーチとして活動して5年ほどのキャリアになりますが、いろんなクライアントさんに出会ってきました。
コーチングという仕事は、基本的には質問して相手の感情や思いを引き出していくアプローチなので、もしクライアントの思いの解像度を上げたいなと感じたときは場合は質問をします。
わたしは比較的、なんというか特性としては直感で生きているコーチなので、その場で基本的に気になったことガンガン聞いていったり、感情的なことをしっかり目に聴くタイプの人です。
しかし、たまにですね、意図を持って質問をしたにもしたけれど、クライアントに「ゆみさんの質問の意図がわかりません」「回答できないです」と真顔で言われてしまうこともあるわけです。
(;^ω^)ううう
こういうのって言われると結構びっくりしちゃうというか、わたしは共感型の人ではあるので、言われると「ひぇええええ」となっちゃうことも少なくなかったです。
もしかしたら、自分のメンバーや部下に言われてしまった人もいるかもしれませんし、逆に上司に言われたことがある人もいるかもしれませんね。
あ、上司に言われたこと想像したら、わたしも胃が痛くなってきた( ;∀;)ぴぇええええ
胃が痛くなる気持ちもめっちゃわかるよ!という思いもありつつ、なんかわたしがやばいことを言ったのかもしれないなと思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、実は意外にそんなに怖がらなくてもいいと私は最近思っています。
今日のnoteは、クライアント、もしくは上司部下からの「質問の意図がわかりません」に出会ったときの対処法について考えていきたいなと思っています。
「質問の意図がわかりません」の意味
実は、「質問の意図がわかりません」にはいろいろな思いが含まれています。日本語って難しいですね~!
大まかに分けましたが以下のような感じだなと思っています。
①本当に言っている意味がわからない
②質問の意図を確認して正しく回答したい
③答えたくない
めっちゃ大まかに考えるとね!こんな感じだと思っています。
文字で見るともしかしたら、結構なインパクトあるかもしれませんね。
でも、しっかり聞いてみれば、実はそこまで怖いことではありません。
一つひとつ詳細をちょっと解説していきますね。
①本当に言っている意味が分からない
これは、こちら側の質問の背景が不明確で、話の流れがつかめなくなっているとか、質問が曖昧過ぎて、どの観点から回答していいかわからなくて起きているパターンです。
この場合は、相手方も「ほんとうにわからない」という表情で聴いてくれているはずなので、冷静に、質問の背景の補足をすれば特に対応としては問題ありません。
そもそも、クライアントは質問慣れしている人とは限りません。
「あわわ」となっているのは自分の問題なので、落ち着いて対応しましょう。
②質問の意図を確認して正しく回答したい
これは①にもつながるかもしれないのですが、クライアントの特性的に「正しく回答したい」と思いが強い場合の方に出やすくなる傾向です。
コーチ側からすると特に正しさは求めていなくても、相手側は「正しくありたい」「正しくこたえられる自分でいたい」という思いから、質問の意図をくみ取ろうとしてくれている可能性があります。
①と対応は大きく変わりませんが、質問の意図を補足するといいかなと思います。
ただ、補足として伝えられるといいのは「回答に正しさは求めていないこと」ということでしょうか。
誠実なクライアントやメンバーであればあるほど、正しい答えを回答したい、期待に沿った答えをしたいと思いがちですが、特にそれを求めていないときは、「正しい答えは特にないので、あなたの言葉を聞かせてほしい」という思いを伝えていくのがよりいいかなと感じます。
③答えたくない
これはどっひゃーーーー!ですよね。
どんなに、質問の意図を説明しても「意味わからない」という人は、もはや回答をする気がない、回答したくないと感じている可能性があるかもなと感じます。
これって、こちら側が何か悪いことをしたと考えすぎないことがどちらかというと大切だと思っています。
「回答したくない」という意思表示がでているのであれば、何かを守っているから、何かしらを恐れているからかもしれないと想像する必要があるかもしれないなと感じています。
ついつい、話してくれないと「意地悪だ~!」と直感的に思いがちなのですが、「答えたくない」と思うくらい、もしくはこちらに攻撃しているようにみえるようなことをしないといけないくらいの守りたい何かがあるかの可能性があるかもしれないと想像できると、
相手への関り方は大きく変わってくるのかなと感じたりします。
相手の反応に自分はどう反応しているか?
「質問の意図は何ですか?」という反応は一見、ネガティブな反応に見えてしまって、コーチ側が動揺してしまうことってあるかもしれません。
しかし、クライアント側の言葉には必ず意味があることを忘れないようにすればそこまで怖いことはないなと感じます。
それは、上司も部下も一緒で、一見ネガティブなことを言っているようにことも本人にとっては何かしら意味とか理由があるわけなのですよね。
「きっと悪い意味だ」と感じて動揺してしまうこともあるかもしれません。
ただ、相手が何を求めているのかを想像することができれば、そんなに怖いことはないなと感じます。
昔わたしは、人が怖かったんです。
こんなに攻撃的になるなんて、誰もが攻撃的にならずに誰に対しても優しくしてくれたら世の中怖いことないのに見たいなことを考えていました。
でも、相手の言葉にはすべて意味がある、背景には思いがあるのだということを感じられるようになってから、人が怖くなくなって人と関わることも好きになれるようになりました。
もし、これを読んでいる誰かが、「相手の思いがわからなくて怖いな」とか「どうしていいかわからない」と感じている人がいるとしたら、
まずは相手を見るということ、
そして相手を通して自分が何を恐れているのか?みたいなことを考えるのがいいかもと感じたりします。
こういう、場合はどうしたらいいのか?わかんない!ということもあればぜひ相談してください。
ちょっと相談させてほしい、という場合は、ぜひ連絡してください。
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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。
200名以上のリーダーに伴走してきました。
今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。