【子どもにいい影響を与える言葉がけ】 今すぐ始めたい「恋人トーク」の方法と注意点
あなたが今日、最後にあの子に言葉をかけたのは、いつでしたか?
それは、どんなことばでしたか?
前回の【子どもの失敗を成長に導く"ことばがけ" 】で
特に、子どもが7歳までの間にかける言葉には、その子の一生を左右するほどの影響力があることをお伝えしました。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらからどうぞ
今回は、今している毎日の会話に加えるだけで、子どもの将来に絶対にいい影響を与える【恋人トークの技】をご紹介します。
7歳までの言葉がけは「普通の言葉」こそ大事だった!
今の生活に加えるだけで子どもの将来にいい影響を与える言葉がけとは、一体どんな言葉なのでしょうか?
「子どもの人生を応援し続ける言葉なのだから、さぞかし高尚なお言葉なのでは?」と思った方もいらっしゃることでしょう。でも、実はこれ、本当になんてことない、普通の言葉なのです。
普通の言葉と言っても、何を言えばいいのやら、困ってしまう方もいると思います。普段から「親として」「保育者として」「先生として」の立場でがんばっている人こそ、その役割を抜け出すのは難しく感じるかも知れません。
どんな言葉をかけたらいいのか、例を見てみましょう。
7歳までにどんどん使いたい言葉がけの例
今日も元気だね
今日はどんな気分?
昨日はこんな変な格好で寝てて、笑えたよ!
〇〇ちゃんの髪の毛気持ちいいね
〇〇くんのおてて、やわらかいね
今日のご飯は何食べたい?
〇〇ちゃんは犬と猫、どっちが好き?
もし魔法が使えたら、何したい?
覚えてる?海に行って楽しかったよね
大好きだよ
〇〇くんに会えてよかったよ
両想いのカップルかいっと、思わず突っ込みたくなるラブリーな言葉のオンパレード❤️ ですね。
そうなのです。
実は、こういう恋人トークこそが、7歳までの子ども達にかけてあげたい言葉だったのです。
「あなたの存在が大事ですよ」という裏メッセージ
これらの言葉には、
「あなたの存在が大事ですよ」という裏メッセージが込められています。
ほめるでもなく、
いい子だった時のごほうびの一言でもなく、
やる気を出させるためのヨイショでもなく、
こう言えばきっといい子に育つだろうという、ウラゴゴロのある言葉でもなく、
ただただ純粋に、この子がいてくれてうれしいな、この子は今どんなことを思って生きているのかな、いろいろあるけど状況はともあれ、この子がいてくれて幸せだなぁという、そのまんまのこの子に心を向けている言葉なのです。
例を続けましょう。
おじいちゃんが〇〇くんの声が好きって言ってたよ
抱っことおんぶ、どっちが好き?
〇〇ちゃんのほっぺた気持ちいいから、ずーっと触っていたいよ
〇〇ちゃんの好きな動物は?
今度のお休みは、一緒に何したい?
いつか一緒に、あそこに行きたいね。
〇〇くんがこの家族に来てくれて、本当にうれしいよ
生まれて来てくれて、ありがとう!
知ってる?みんなあなたのこと、大好きなんだよ!
いかがでしょう? 何となく、コツがつかめて来たでしょうか?
みなさんの「こんなの言ってみたよ」というのも、聞いてみたいです。
では最後に、ひとつだけ、注意点があります。
【重要】恋人トークの注意点
この恋人トークで気を付けたいことは、ふとした時を選んでする、ということです。
ふとした時というのは、
その子ががんばった後ではない、お手伝いをした後でもない、
ぐずっている時でもない、くじけている時でもない、
そういう、良い事をした後ではない、何か特別な姿ではない時のことです。
なぜならば、この言葉がけは、
いい子にしていると認めてもらえる、という条件付きの愛情表現ではないからです。
また、
落ち込んだり、ダメな自分でいるともっと愛してもらえる、という刷り込みをしたくないからです。
私達にも、経験があると思います。
「あなた、出世したのね、大好きよ。」
「お前は本当にドジでマヌケで、かわいいなあ。」
こんな風に、タイミング次第で裏メッセージが変わってくるのがわかるでしょうか? 相手のことを好きであればあるほど、そのメッセージの影響力は大きいですよね。
ここでは理論は抜きにしてお伝えしているので、少しわかりにくいかも知れませんが、とにかくそのタイミングがとても大切だ、ということを意識して、
「ふとした時」「その子がご機嫌な時」を選んで試してみて下さいね。
では、最後にもう一度まとめましょう。
☑️POINT そのまんまのこの子を大切に想う、恋人トークをしよう
☑️POINTタイミングが大事!ふとした時を選びましょう
子ども達の心にじんわりと幸せがたまっていくのが見えるようで、楽しみです!
子どもに注意をしたい時の言葉がけはこちら↓