音楽高校に行って良かったか
結論から言うと、行って良かったと心の底から思います。
授業が始まる前、昼休み、放課後と弾きたい時に楽器が弾けて、友達の演奏を聴かせてもらったり、アンサンブルをしたり、と普通科では味わえないであろう日々で毎日本当に充実していました。実技試験は大変で精神的につらかったこともありましたが…(なかなか良い成績が貰えず結局大きな演奏会には出れずに終わった。。)
授業は1.2年生は一般科目の割合が多く、毎日1時間か2時間程音楽系の授業がありました。そして、毎週45分間専攻楽器(私の場合は電子オルガン(エレクトーン))のレッスンがありました。高校は普通科の私立高校と学費がそこまで変わらなかったようなので(音大はとても高いですが^_^;)、学校の授業内で有名な演奏家の方のレッスンを受けられたり、ソルフェージュや音楽理論、和声の授業を受けられると考えると、普通科の高校に通いながら音大受験用のレッスンやソルフェージュのレッスンに通うよりお得なのでは?と思います。(勿論普通科の高校でしか経験できないこともあると思いますが)
音楽以外の科目の授業はほぼ友達と悪ふざけをするか寝ていました(最低な生徒です)が、それも今となればとても楽しかった思い出です。
私はヤマハに幼児科から通っていたのにも関わらず聴音がかなり苦手(幼児科の時は全く練習しない子供だった&小学生の時は聴奏をいつも友達をカンニングしながらやっていたせいですきっと)で高校受験の準備を始めた時は4分音符の聴音でさえままならかったり、ピアノもやってこなかったので副科ピアノのソナタの練習もこれまた大変な思いをしたので、入学してからも付いていけるのか非常に不安でしたが、日々の努力でなんとかなりました。
私は元々中学受験をして中高一貫校(普通科)に入りましたが、中学2年生の時にやっぱり将来音楽の道に進みたいと(この時はかなり漠然としていましたが)思い、幸いにも親も応援してくれて、高校受験し直して音大の附属高校に入りました。
元々負けず嫌いな性格なので中学の時はいつも成績は学年10位以内に入るくらい結構勉強していたので、音楽高校に進まずそのまま普通科に進んでいたらまた別の人生があったのかもしれません。
しかし、高校生活をいつ思い出しても、本当に幸せな3年間だったと思えるので後悔はありません。