「和紙と岩絵具の景色」シリーズ1〜6


 昨年末くらいから、取り組んでいる和紙と岩絵具の制作をまとめてみました。
 xとInstagramでほぼ毎日、Facebookには三つずつまとめて2回あげていたものを合計6個まとめて少し加えで載せます。
 全体の中では見落とされてしまうところに目を向けて再び、全体を見てほしいという思いです。少し種明かしだったり、素材との関わりだったりここから前に進むためのまとめでもあります。

「和紙と岩絵具の景色」1
和紙と岩絵具で膠を使っている。
 和紙の種類によって、岩絵具の大きさによっていろいろな表情を見せてくれる。
  大きな画面の中では見逃してしまいそうな一瞬の表情を残したいと思い記録することにした。
展示の告知の合間にあげることにした。

「和紙と岩絵具の景色」2
  学生の時は黄色はあまり使わなかったので、そろそろ種類も数も少なくなってきた。
 和紙は落水紙を多用している。地域によって中に入っている繊維の種類や長さが違うのが楽しい。

和紙と岩絵具の景色」3
学生時代は岩絵具の番号の大きい(粒が小さい)ものを使っていたので、在庫は大きめが少ない。がっつりマチエールをつけたい時には必要だ。
 和紙は膠を含むとかたまり、かなりカチカチになり、紙とは思えないものになる。

「和紙と岩絵具の景色」4
 和紙の種類や産地は様々。見本で手触りや厚みを確かめながら買えるお店は嬉しい。膠を塗ると、また違う表情を見せる。縮んだりする。
 裏から絵の具を塗って表から見るのは新鮮な感覚。
 平面に描くよりかなり多くの絵の具を使っている。

「和紙と岩絵具の景色」5
-動画で撮ってみた-
一昨年の個展の後、マチエールがら課題と気づき試した中で、線描を中心に描いていた時に使っていた和紙が一番しっくり来た。当時は糊を使っていたが、膠でも接着することがわかり、当たり前だけど着彩も岩絵具がしっくりきた。

「和紙と岩絵具の景色」6
和紙の落水紙は紙をすくときにお水を落として穴をあける方法。自分で作ってみたことがある。薄くできなくて使えなかったが、購入したものは間に麻の繊維が入っていてそこに岩絵具を引っ掛けるように付けるのも新しい発見があり、世界が広がる。


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