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【仕事】人生、生まれた時から毎日死に向かっているのだ!

タイトルはインパクトが大きい方が読んでもらえるだろうと思ったのですが、ちょっとデカいこと書きすぎたかもしれない...笑
仕事の話をします。

私は看護師をしています。ただ一般の人たちがイメージする(おそらく注射したりとか血圧を測ったりといったことだと思うけど)ことをやるのは頻度としては多くなくて。看護師っぽくない看護師なのです。たまに自分も「あれわたし何屋だっけ?」と思うことがあるくらい。

私の専門は「認知症看護」です。看護師になって何年目か忘れましたが、1年弱かけて研修学校に通い試験をうけて資格をとりました。それからずっと朝から晩まで基本的には認知症の仕事ばっかりやっております。
それまではただぼーっとフツーに看護師の仕事をやっていたのですが、資格をとってそのことばっかりやっているうちに少しずつ自信もついたんでしょうか。今は毎日が充実しています。充実しすぎて締め切りに追われお尻に火がつきっぱなしなこともしばしば...泣

病院に別の病気で入院している認知症の人、外来で診断されたばかりの人、在宅で暮らしている人、さまざまなシーンの認知症の人とその家族に関わる機会があります。

一人暮らしの認知症の人にとって夏は危ない季節です。エアコンがつけられないとか、リモコンなくしたとか。過去に苦い経験もあるので夏はやべえなと思って対応しています。

最近よく思うのですが、自分の仕事は疾患特性上、高齢者に関わることが多いので、いやでも人生の最終段階の話になるわけです。最後どんな風でいたいと思います?逆に「こういう事はしてほしくない」とか希望はありますか?と確認すると、一定の割合で「特に希望はありません、おまかせします」と答える人がいます。家族もそうだったり。
それっていいの?自分の人生じゃない?と私は思うわけです。私たちより上の世代は「お医者さんのいうことは絶対」みたいな文化だったのも影響していると思いますが...

高齢者を支える若い人たちが少ない問題とか医療費が膨れ上がっちゃう問題とかいろいろあるんですが、何よりも自分の人生をできるだけ自分の希望通りに全うできるってことが大事だと思うんですよね。希望してるかしてないかもわかってない医療を施されて生かされてもいいの?って思っちゃう。だから一般の人にも「オレの死に様はこうありたいぜ!」みたいなイメージを持って欲しいし、だからこそ年齢関係なく毎日をできるだけ充実した悔いのないものにしたいって思うのです。

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