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前提を変えていく

子どもを産んで育て始めたときに、何故こんなにも途方にくれる状態になるのか、、、産む前は想像をしていなかったですし、「とにかく必死に乗り越える」状態が不思議でした。

飛ぶ力がある人、トランポリンがある人しか飛べない壁があるような感覚

「こんな場があったらいいのに」「こんな情報にたどりつけたら」と思っても、その渦中のときは必至過ぎて声に出すこともできず、落ち着くとその当時を思い出すことすら難しく「喉元過ぎれば熱さを忘れ」、また新たに必死に乗り越える子育てが誕生する。

でも、私の中では全く喉元過ぎず・・・です。

自分の課題ではなく社会にある課題だと気づく機会に恵まれ、「こういう場があったらいいな」と思う情熱は事業をはじめる11年前から今日まで何も変わっていません。

実現するきっかけとその時に応援してくれる方に恵まれ、志を共にする仲間に恵まれ、ステップを踏むために応援する制度や事業とタイミングよく出会うことができ、事業が砕けそうになったときには周りの方に助けてもらい11年こまちカフェやこよりどうカフェという場をつくり続けることができました。

こよりどうカフェ


こまちカフェ

全国に目を向けると、同じように情熱を燃やして孤立しがちな子育て期に、「自分とは同じ経験をする人をつくりたくない」「あのとき欲しかった場をつくりたい」と思い居場所をつくろうとしている人たちがいっぱい今います。
(是非こちらのYoutubeLive配信見てください♪↓)


今一番悔しいと思う事


私が今一番悔しいと思うのは、その誰もがつくる力があるのに、その環境がないことです。つくるためには、ある程度学んだりステップを踏む環境がないとつくれません。でもそれは時間的・物理的・金銭的「余裕」がある人と血縁地縁があり情報と人脈にたどりつける人にしかできないように今はなっている。

例えば、子どもを数時間預ける環境がなければ、居場所をつくるために自分の思考を整理したり、経営を学ぶこともできない。
集中して構想を考えることもできない、頼る人を見つけるにも地縁血縁がない中でゼロから情報収集をしないといけない。
志でつながる人をみつけるために人脈を築くためにそういう場は大体夜にあるが、そこにはお金と時間が確保できない。
インターンをしながら学ぶ機会も安心して子どもを預ける場がなければできない。
そんな中で事業計画をたて、場を見つけ、仲間をみつけ、資金をクラファン等様々な方法で見つけて、ネットワークを広げて、、、というのは、相当な状況が揃っていないと最初の一歩すらなかなか踏み出せません。

私が出会ってきた多くの居場所をつくりたいと願う人は、その分野での経験と活動が豊富で、パソコンを使いこなし、時間も最初の初期投資が安心してできる金銭的な余裕もありますという人はほとんどいません。でももっているアイディアや構想する力や形にする力がある方と情熱はすごくあります。そこにちょっとの後押し、ちょっとの理解、ちょっとの応援団がいれば、「こういう場が欲しかった」という場をつくることに近づけるのにという方が本当に多くいます。

今回の挑戦は、そうした場をつくりたいという人がいたときに、市民活動/ビジネス/福祉の間にあるこの分野のことを少額の費用負担でも学びを積み重ねる場、インターンなど実務経験も体験できる場、居場所を立ち上げるために必要な場や情報や人脈にたどり着ける環境をつくっていきたいと思い、始めました。

まさにそれが冒頭のトランポリンと壁と同じ構造です。居場所を立ち上げるためにトランポリンをたくさんつくるのではなく壁を低くしていきたい。

この壁を低くしたい

土壌をつくることへのクラファンの難しさ

正直「私たちの新たな場」「新たな法人」「新たな事業」をつくるでもない、でもそれが各地でつくりやすいように動いていくためのクラファンは難しい挑戦で、本当に大変な1か月でした。

でも、これをもとに各地で講座インターンができ、応援しあえる仲間ができ、そこに官民ともに資金が流れやすくなり、挑戦しやすくなれば、私は一気に居場所が増えると思っています。

それを変えていこうと思い始めた今回のクラファンに、この1か月たくさんの方に応援いただきました。2025年末までに100人の方にその居場所をつくるための学びと実践にアクセスできる状態をつくりその皆さんの周りに応援団を地域ごとにつくっていきます。

残すところあと6時間ほどとなりました。たくさんの人の「こんな場をつくりたい」が各地で実現できるよう、その先にたくさんの人の暮らしと子育てが豊かになるよう一緒に創ってください。

■クラファンについてはこちらから■

(~2023年9月23日23:59まで)