『【いもいも主催】大人の表現コミュニケーション講座』に参加したら、気付きと面白さが最高だった話
おこなわれた講座の具体的な内容については書いてないので、内容を知りたい方は実際に参加した方が良いかと思います。
私の紹介
コーチングを通して、その人がその人らしく、ありのままの姿で、自然に人生を楽しむお手伝いをしたいと願っているコーチのにしです。
コーチというか、人道支援に進むきっかけになったのは、自分の息子が発達障害という診断がおりたことが大きいかなと思う。息子もそうだったし、娘もそう、そして考えてみると、私自身や私の身内にも多いなぁと思い当たることがあまりにも多かった。
身内や自分自身の反省を鑑みても、ちょっと周りと変わっていて辛い、他の人が容易にできることができない、そのために社会になじめない、そんな話もたくさん聞いてきた。
発達障害に起因しているとはいえ、周りと折り合いをつけて、日常生活を送るのはまた別のスキル。そのスキルを活かすためにも、自己理解がもっと良いと考えたのでコーチングを提供している。
少しでも自分がどんな人なのか自分自身が理解し、苦手なことや嫌なことに対してはSOSや人に頼るという判断が取れるようになったらいいなと思っている。そのためにはまずね、自分がどんな人間か知らなきゃね。
でも、人は自分のことをわかっているようで、なかなか理解できていない。そのお手伝いをする仕事だと思っている。
さて、いもいも主催の大人講座ですが、前回は数理パズルに参加。数理パズルが面白過ぎた&講師陣が素敵だなと思ったので、今回2回目。
どんな講座だった?
簡単に書くと、カードゲームを4種類ほど楽しんだ。今回の講座の副題が「〜コミュニケーション型カードゲーム〜」となっており、5種類ともいもいも教室オリジナル。法的なことがクリアできたら販売してくれるようなので、詳しくはその時に紹介できたらいいかなと思っている。
ここからは、私の勝手な解釈でカードゲームを紹介していく。無粋な気もするけど、何が面白いと思ったのかわかると思う。ゲームは1グループ5~6人に分かれて、おこなわれた。
最初のカードゲーム
肩慣らしのようなゲームだなと思ったけど、身体の一部を使うのでそれがよかった。カードゲームというと思考を使うゲームが大半だけど、身体を使用することで、リラックス効果があるようだ。
それにしても、ゲームというぐらいだから、多かれ少なかれ勝敗が関連することが多い。今回は自分の番が過ぎると、途端に次の人に良い意味でちょっといじわるをする人も現れて、それも面白かった。
そして、身体を一部を使うので、使用した部分について、自分自身の理解が少しだけ深まる。
二番目のゲーム
次のゲームは、いもいも教室のyoutubeで公開されていた。当日の説明もこのyoutubeが使用された。
youtubeを観てもらうとわかるのだけど、自分自身の空想の世界を思いっきりオープンにして楽しむゲームだ。大人になると空想や自分で考えた物語のストーリーを語ることなんて、早々ない。
でも、誰しも小さい時は空想の世界で遊び、友達と設定を作っては遊んでいたと思う。「ごっこ遊び」ね。それに近い。だから子どもがやっても楽しいだろうけど、「ごっこ遊び」をしなくなった大人はさらに楽しいと思う。
普段は付きまとう羞恥心をどこかに置き、周りの人と一緒に楽しむ。心の可動域が広がる遊びじゃないかな。他者のストーリーも聞けるし、それにより自分のストーリーの作り方との対比も生まれる。
作られるストーリーには、もちろんその人の考え方の癖が現れる。でも同じ札を取ることはまずないので、他者との比較を気にせずにストーリーを考えられる。
どのカードが自分に回ってくるのかわからないし、5枚のカードを成立させるためには、どんなストーリーでも構わない。それが良い。
三番目のゲーム
三番目のカードゲームは、二番目と似ているようでちょっと違っていた。基本的なことは同じだけど、影響を受ける世界が少し広がる。少し言い方を変えると意識する視点が増える。
カードゲームをおこなう順番も秀逸だったと思う。似てるゲームだけど、範囲が広がるので、二番目のゲームを先におこなうことにより、自分を内観する時間が十分にとられたように感じた。
さて、ここで井本先生が良く話されている「制約があるからこそ、工夫しておこなう」ことについて。
まず、人は「自由にやっていいよ」と言われても、何からやっていいのかわからない人が大半だ。誰かと一緒ならそれも可能かと思うが、一人だとなかなか難しい。制約がある方が自由を享受しやすく、より求めるように行動する。
そして、私たちが生活する世界で、ルールがなく自由ということはほぼない。リアルだ。下記はちょっと違う視点での記事。
四番目のゲーム
「人狼」と似たカードゲームだという印象。でも人狼と大きく違うのは、このゲームがコミュニケーションのためのゲームだということ。
人狼を探すゲームではなく、会話を楽しむゲームだ。それなのにうっかりすると人は誰か人狼=犯人を探し出そうとしてしまう。
人は過去に似たような経験をすると、それと照らし合わせて、同じように行動しようとするんだなぁと思ったこと(バイアス)と、正解を見つけ出そうとするんだなぁと。
これらのことは、普段のコミュニケーションではなかなか気づかないし、でも気づき方を学ぶことはすごく重要だなと思うゲームだった。
五番目のゲーム
最後のゲームも少し身体を動かすカードゲームだった。このゲームを最後におこなうことにより、改めて受講者同士の距離が縮まったように思う。身体を動かすのっていいよね。
身体を動かす=タスクをこなしている時に、一つタスクが追加されると脳のリソースがずいぶん取られるんだなと感じたことと、私がこれがすごい苦手だということに気づく(いや、それ以外の要因もあるんだけど、ゲームの内容を詳しく話してしまいそうになるので、それもまた今度)
脳の使い方なんて、コミュニケーションと全然関係ないように思うけど、コミュニケーションは他者との間に発生することで、一人ではできないからね。自分がそういうコミュニケーションを取っていないかチェックできるようになると思う。
少なくとも、私は会社の人に仕事を頼む時や、子どもにお手伝いを頼む時は気を付けようと思えるゲームだった。
ゲームまとめ
とにかく、いつもはつけているであろう会社員、親というような仮面を外し楽しめるゲームばかりだった。まず同じカードが手札にまわってくることもないので、他の人と比較することもない。自分の好きなように発想し、発言できるゲームばかりだったと思う。
すばらしい。それを大人が経験することによって、自分に許可した経験が、子どもにも許可を出すようになるんじゃないかな。よかったなぁと思って。体験って重要よ。
先生たちがめちゃくちゃよい!
最後に、場づくりをしてくれた井本陽久先生、三戸健也先生がすごくよかった(こう書くと偉そうなんだけど、申し訳ありません)
カードゲームは三戸先生が全部考えて作ってくれたそうで、まだまだたくさんあるそう。あんないろんなゲーム作れるの、ホントすごい。
そして、井本先生。
「ゲーム考えたの、彼なんですよ」とそれは楽しそうに三戸先生を紹介する。それはそれは嬉しそうに、そして楽しそうに。
そこにある感情だったり何かは、体験して受け取ってもらう方がいいよね、と個人的には思っている。
あとがき
めちゃくちゃ楽しく、気付きの多い講座だったなぁと思う。なにより先生たちが素晴らしかった。
ぜひ、また大人用の講座があったら参加したいと思う。
最後に宣伝を入れさせてください。コーチングをおこなっています。
気になった人はぜひ、ご連絡ください。
※どんなコーチングかは後で書きます。