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初心者がおどろくラグビーのポイント①代表に外国人選手がいる!?

W杯開催のおかげで、友人との会話の中に、以前よりラグビーの話題があがるようになりました。男性は比較的スポーツ全般に詳しい人も多いのですが、女性は驚くほど知識がない。私はよく「トライで何点はいるか知ってる?」など聞いてみるのですが、「トライ…?」なんて人もいるようです。スポーツ全般にまったく興味がない人は仕方ないのですが、サッカーW杯やオリンピックくらいは思わず見ちゃう、という程度にはスポーツが好きなら、見て損はないと思いますよ。

ラグビーをややこしく感じさせているのはなんといってもその難しいルール。いざ見てみれば、デカい奴らがぶつかり合いながら線の向こうにボールを運ぼうとしてる、ってだけで、十分楽しめるとは思うのですが、ここはあえて、ルール以外で初心者が「へー!」と思うポイントをあげてみました。なんかおもしろいなー、と思ってもらえたら幸いです。

その①日本代表に外国人選手がいる!?

よく言われるんですけど、「ラグビー日本代表」って外国人選手がいっぱいいるんですよね。帰化した選手も多いですが、実はラグビーは国籍は関係ありません。これって他のスポーツではあまり無いんじゃないでしょうか。

ラグビーでは、国の代表になるための条件は
・その国で生まれた
・両親、祖父母の誰かがその国で生まれた
・その国に3年以上住んでる
となっています。ただし、いったんどこかの国の代表になったら、もう他の国で代表になることはできません。

日本だと、国内リーグに外国人選手がたくさん所属してますし、高校や大学から留学してきている選手も多いので、3つめに該当する選手がたくさんいます。日本以外の国も外国人選手はたくさんいて、世界最強と言われるニュージーランドでも、トンガやフィジーの選手がたくさん代表に入っていたりします。

これは、国籍を取得しなければ国の代表になれない他のスポーツに比べればはるかにハードルが低いわけですが、じゃあラグビーでは国の代表になるのが軽いことかというとそんなことはありません。いったんどこかの国の代表になったら、もう他の国で代表になることはできない、ということは、例えば外国人選手が日本で代表になるということは、同時に母国で代表になる可能性を諦めるということです。
なかには、日本からも母国からも代表に選ばれて、葛藤の末、日本を選んだという選手もいるのです。

しかもラグビーは怪我も多く、骨折や脱臼レベルは当たり前というスポーツ。生半可な気持ちでは、その国を背負って試合をするなんてことはできません。外国出身にも関わらず、日本の代表になったということは、それだけ日本に対して強い想いをもって引き受けていると言えます。実際、どの選手を見ても「助っ人」的な態度は微塵もなく、日本語を覚え、君が代も練習し、誰よりも献身的に身体を張ります。ファンもそれをわかっているからこそ、出身に関係なく応援します。例えば、プロ野球が好きな方なら、チームで2〜3年活躍してくれている外国人選手に対しては、他の日本人選手と変わらない熱意で応援していると思うのです。もし仮に彼らも代表のメンバー入りが可能だとしたら、クロマティとかバースとかラミレスとか...(古い)を入れたいでしょう。それがラグビーだとあり得る、という感じでしょうか。正直なところ、外国出身選手の顔と名前を覚えるのは難しいので、時々混乱することはありますが...汗。

そして密かに楽しみなのが、日本人が海外の強豪国の代表になる可能性もあるということ。サッカーで言えば、長友がイタリアの代表になったり、香川がドイツの代表になったりする可能性もあるということ。(彼らはすでに日本の代表になっているのでダメなんですが、もし最初からラグビーのようなルールだったら、日本の代表を断ってイタリアやドイツに挑戦してたりするかも…)これはこれで、ちょっと熱くないですか?今のところ、そのレベルの日本人選手はあらわれませんが、アジアの何ヶ国かではすでに代表入りしているに日本人もいるそうで、将来的にはもしかすると…。

(続く)

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