初めてのジプシージャズ強化合宿レポ【目的、内容とみんなの意見】
週末2日間を使って、よく一緒にライブをするメンツを集めてジプシー合宿してました。
どんな2日間だったのか、事前にやったこと、終了後のアンケート結果も含めてレポートします。
事前準備
もともとジャズバイオリン友達の豊田真規ちゃんと2人だけでやろうと言っていたのですが、もっとジプシージャズ特化な内容もやりたいという話にもなり、ギタリスト、ベーシストも誘うことに。
メンバーを増やすからには、はっきりと方向性や内容を定めたいと思い、事前にこんなファイルを作りシェアしました。
場所はベーシスト松尾さんが提案して予約してくれ、
時間割をきっちり決め楽器別の練習会、アンサンブル練習会と分けました。
このやり方は完全にオランダでTim Kliphuisが主催するGrappelli Django Campのやり方を真似していて、
ただ、私も勉強したいという意識も強いので、あえて講師という立場は取らず全員で勉強して全員で良い会にさせようというスタンスで進めました。
なので、事前に目的を共有、
目的:良いライブパフォーマンスができること
勉強したいこと、聞きたいこと、トライしたいことを募集、
楽器別練習の時のギタリストの司会進行(リーダー)を決め、やりたいことも含めて考えてもらいました。
リーダーは何度か一緒にライブをしたことがあるアリソンに頼んだのですが、発案、進行、その後の振り返り全てにおいてよく考えて行動してくれていました。
その他のメンバーも事前に色々な考えをして持ってきてくれており、そんなメンバーの良さが今回の成功に繋がったのではと思います。
1日目
集合の時間が全体的に遅れたのもあり
やや時間が足りない部分もありましたが、
バイオリンチームは
・コンピングについて(コードの押さえ方とチョップの練習)
・歌いながらのソロ
ギターは主に会話
・各プレイヤーの生い立ちや経験、考え方
ベーシストは
・楽器メンテナンス
・機材
・運指など技術面
など、みんな口々に楽しかったと。
アンサンブルは3曲アレンジを考えましょうと
発案しましたが、時間が足りなく
翌日は1曲を考える方向にしました。
個人的には、アンサンブルではもっと色んなトライや視点を増やすべきかなと思っていて、アレンジを考える以外の視点でもやることがあったなと思ってます。
(ソロ中、ソリスト以外のやるべきことなど)
発表会では2曲ずつ発表しました。
普段ライブをやらないメンバーもいたのでだいぶ緊張感が伝わってきましたが、
各々良いプレーをしていました。
個人的に気になったので、誰のアイデアか、誰がどういう進行をしていたのかと相手チームに質問しましたが、みんなと情報や感想をシェアする時間があった方がよかったかなと思います。
(今回は時間的、会場的な制約もあった)
1日目のセッションではスキャット(歌)しながらソロを取る、ソロの1コーラス目から2コーラス目へのつながりを意識したソロを取る、シンプルなモチーフを取り入れたソロ(モチーフの引用)をとってみるなど、意識すべきことをみんなでシェアしてかなり有意義な時間となったのではと思います。
2日目
2日目楽器別練習では
バイオリンチーム+ベーシスト
・メロディ研究がメイン
バイオリニスト、サックス、歌を聴いて特徴を共有、そのイメージ、キーで弾いてみるというトライ
ギターチームは
前日のセッションでやった内容を不在だったメンバーにシェア、ソロ前後のつながりやソロ中の変化の付け方について研究
アンサンブル練習会では1曲を50分かけてアレンジを検討。
両チームともユニークなアレンジでした。
ピザパーティー+セッションは2日目はどちらかというと初めましての方もいたため音楽を楽しむ方向性が強かったです。
各々の課題に向き合う時間となっても良いかと思いますが、せっかくの時間なので課題を提供するのもありかなと思います。
ただ、普段のセッションよりもかなり良いセッションになっていた気はします。
少人数制のセッションにしてもっとライブを意識したセッションをやってもよかったかも、という意見もありぜひ次回にそんなトライをしてみたいと思いますが、個人的には人数が多い場合のセッションの楽しみ方の議論があっても良いかなとも思います。
※ジプシージャズセッションでは10人くらいで円になり全員ソロを取るというような形式がよくある
事後のアンケート結果の意見
全体的に満足度の高い2日間となっていました。
今後の自己の課題として挙げられていた内容が
・ソロの構築を研究
・歌いながらソロ
・ジプシージャズ特有のコード理解
という各々の技術的なことから
・周囲をよく聞くこと
・音楽の流れを意識したソロ、どう繋げるかの練習をしたい
・ソリストとコンピングについて事例を集めて共有、トライしたい
という全体的なこと、みんなでトライすること
・意見の言い合いがしたい
・英語での表現の仕方を身につけて会話ができるようにしたいという
より議論的な側面まで意見が出ました。
自己の課題、今後の合宿のテーマにも参考にさせてもらいつつやっていきたいと思います。
・後から録音を聴いたら結構反省点もあった
という意見もあり、次回以降もっと動画は撮るようにして、もっと多角的な評価も各々ができるようにしていきたいと思います。
終わりに
今回メンバーに声をかけるにあたり、
誘いたくても人数の関係で声がかけれなかった人も結構いました。
あまり人数が増えてしまうとうまく回せなかった可能性もあり、これくらいが上限ではとも思いますが、
今後もやる気のあるメンバーで同様の会はやっていきたいなと思いますし、
まだまだこういう機会は日本では少なく、
同じような会が私がいないところでも開催されたら
良いなと思います。
次回は3月ごろ。
ご興味ある方いたら連絡ください。
今後もしくはすでにライブ活動している人、したい人
やる気がある方(初心者でも構いません)
素直に取り組める方、大歓迎です。