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#8 「なぜ海上自衛隊に?」100回聞かれたその理由をお話しします
「え?元自衛官?なんで自衛隊に入ったの?」
交流会に行くと120%聞かれる質問。駆け出しフリーランスの頃、「とりあえず名前と顔を覚えてもらうために元自衛官って肩書を使い倒そう!」そう考えたのがきっかけで私の名刺には「自衛官」のワードを入れています。
なので「なんで自衛官?」と言われたら、「お!興味を持ってもらえた!」と自衛官になった経緯を話していきます。
せっかくなので、なぜ私が海上自衛官になったのかをここでもお話させてください。
自衛隊受験の理由は〇〇が嫌だったから
突然ですが、皆さんは自衛官募集の広告を見たことがありますか?普段気にして見ている人は少ないと思いますが、自衛官募集の広告にはよく「平和を仕事にする」と書かれています。
平和を仕事にする。国を守る。使命感しかない言葉ですよね。もちろん、私も日本を守るために自衛官になった…と言いたいですが、そんなわけありません。
私が自衛官になった理由。それは実家が嫌すぎたからです。
「え?そんな理由?」って思いますよね。でも高校3年生の私は本気で実家から脱出したかったし、実家を出るために父から与えられた選択肢は「自衛隊だったらいいよ」の一択でした。
詳細は省きますがとにかく当時は家が厳しかったんです。高校を卒業するまで17時までに帰って来なければいけなかったし、泊まりももちろんダメ。
とにかく自由になりたくて、「実家から離れたところに就職するんだ!」と燃えていた私は父からの提案を飲んで一生懸命勉強。まぐれで合格することができました。
父も自衛官だったので、もしかすると「自分がよく知っている自衛隊であれば手が届かないところに行ったとしても安心だ」と思い受験させたのかもしれません。
「わがまま」は私の最大の原動力
これまでの人生を振り返ってみると、いつだって私の原動力は「嫌だ。やりたくない」でした。
実家から離れたい一心で自衛官採用試験を突破し、組織に属することが嫌になり独立を決めました。
実体験やこれまでたくさんの人と話したことを踏まえて思ったのですが、きっと人間は「〇〇をやりたい」よりも「〇〇をやりたくない」の方が持っている以上の力を発揮するんですよね。
「これがやりたい!」と言っていたのに、理想と現実のギャップにやられてしまい途中でやめた人を何度も見たことがあります。
でも後者の「〇〇をやりたくない」の方だと無駄にキラキラした理想を掲げているわけではないし、あの頃に戻りたくないからとにかく動き回れるんですよね。
私は今年32歳になりますが、すごく我が強くてわがままだと思います。正直に言うと、小5の長女もたまに私に呆れてます…。(娘のほうが大人)
それくらいわがままなのですが、わがままって悪いことじゃないと私は思うんですよね。良く言えば意思が強くて、貫きたい信念を持っているってことですから。(私のわがままに家族はよく振り回されているけど…)
はい。話が脱線したので戻します。
実家から離れたい一心で入隊した自衛隊ですが、結果的には動機がなんであれ自衛官として勤務できたことは私の人生の糧になっています。
もっと自衛官の時の話もしたいですが、今日はこのへんで!自衛官のお話はまた今度。
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