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自分に集中するのに、田舎も都会も関係ない

田舎で暮らし始めて、約3年半になります。
「田舎=スローライフ、理想」みたいな風潮があるのかな、と思いますが
私が感じるのは、自分に集中するのに、場所は関係ないのではということ。
都会だろうが、街だろうが、田舎だろうが、すべてその人次第なんだと。



私は現在、夫と二人暮らし、家のそばには他の民家もなく、
自営業で、属しているコミュニティもほぼない、といった環境の中にいます。
自分に集中する、ぐっと向き合っていくのには、物凄く有難い、恵まれた環境だと思いますが、田舎暮らしを始めた当初からこんな状況だったかといえば全くそうではなく、内観と手放しを続けているうちに、自然と今のような形になっていきました。(この形がいいとか、そういうのではなく。)
意識的にも、無意識のうちにも、変化してきたのです。
そしてそれは、今後も変化していくと思います。


田舎に移住すれば、誰でもゆったりとした生活ができる、豊かな暮らしができるかといえばそうではなくて。
まずは自分というものを確立していかないと、都会で暮らしている自分と根本のところはなんにも変わらない。むしろ余計に苦しくなることもあるのです。作られた「理想」ばかり追い求めて疲弊し、ますます自分がわからなくなってしまう。私がそうだったから。



数年の間、自分に向き合ってきた今思うのが、
ある意味、都会の方が自分に集中しやすいのかもしれない、ということ。
都会や街の中で、ただ受動的に刺激を浴びる生活を送るのではなく、
能動的に思考し、行動していくのであれば。
田舎では、都会での生活とはまた違った「しがらみ」というか
目に見えないもの、漂う重さ、みたいなものがある気がします。
ただ、場所にもよると思うし、そこと向き合っていくことで学ぶこと、気づくことも沢山あります。




自分の人生に疲れて、自分を変えたくて、
そのはじめの一歩として自然の中に身を置いてみる、
刺激から少し離れてみる、というのもいいと思うけれど、
やはり何事も自分次第、自分の在り方次第だなと思うのです。




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