大切な人“も”休職した
叔母が休職したと聞いた。
田舎の小さな学校で教務として働いている叔母。
デイサービス通いの実母と二人暮らししている叔母。
子どもの頃から実の娘のようにかわいがってくれた、大好きな叔母。
どうしてこうなってしまったのか。
私が両手を広げて届く範囲は、私が守るって決めたのに。
今年の夏、「夏休み終わっちゃう。学校行きたくない」と叔母が珍しく弱音を漏らしたことがあった。
私は「小学生もみんなそう思ってるよ〜」なんて笑って返した。
振り返ってみると、口が達者な叔母が言い返してこなかった時点で違和感があったはずだ。
最近、母が叔母の家を訪れるたび、私へのお土産を持たせてくれる。
私がお礼のLINEをすることをわかっていて、連絡を待っていたんじゃないか。
叔母の変化に気づかなかったんじゃない、気づきたくなかったのかもしれない。
今の私にはまだ力がないからどうしようもできないと。
恥ずかしい。悔しい。自分に嫌悪感がする。
でも、後悔は時間の無駄だ。
後悔したって叔母の心が元通りになる訳じゃない。
それなら今できることをするまでだ。
今の私はフリーランスなんだから、平日の昼間に時間を作ることができる。
叔母を家から連れ出してドライブしたり、おいしいご飯を食べたり、アクティビティをするのも喜びそう。
自分が休職していた頃は、自分以外の大人たちがみんな必死に働いている中、私“だけ”怠けているように感じて窮屈だった。
気分転換に外出するよう言われても、『仕事をサボって遊び歩いていた』と職場関係者の耳に入るんじゃないかと怯え、気配を消してひっそり生活していた。
家族と一緒に住んでいても、常に気を遣わせてしまっていると思い込み、罪悪感でいっぱいだった。
でも、今の私なら叔母の気持ちに寄り添える。
「ひとりぼっちじゃないよ」を伝えることができる。
言葉だけでなく、あらゆる方法で。
今の私はアンパンマン思考を手放した無敵の私だ。
叔母のために自己犠牲をすることもなく、お互いがハッピーになれる方法を考えよう。
大好きな叔母が昨日より今日、今日より明日を幸せに生きてほしいから、そのために今、私ができることをするんだ!
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