お酒を酌み交わしたい私に刺さった広告
2020年を境に、人付き合いが大きく変わった。
それは仕事もプライベートもそうで、
気さくに誰かを誘って飲みに行って、
居酒屋でほろ酔いで近況を話したり、
笑ったり、そんな当たり前すら憚られる世の中になったね。
1年目はまだ我慢できた、というか恐怖の方が大きくて、
飲みに行くことがダメだよね、見たいな感じだった。
それでも周りに話せる友達とか、同じ職場の人と電話したりとか
そんなことで発散できてたと思う。
今、沖縄へ移住をして新しい職場になって。
人間関係は、物理的距離が離れていると、
こんなにも築くのが難しいんだと初めて知った。
新卒の子たちが離職するのも痛いほどわかる。
わからないことも聞けない、愚痴も吐けない。
人と対面で会話できないことが人間にとっては苦痛なんだと知った。
お酒を酌み交わして、その日あったことを愚痴って、
「あー!もう最悪だ!飲もう!飲んで忘れよう!」みたいな発散。
お酒を酌み交わして、温まってきたところで、
「・・・実はね」と切り出す本音。
そういう時間って必要だよなと思う。
自宅ではなく、人が作ったおいしいご飯とお酒で。
これをうまく代弁してくれたのが、サントリーのとある広告。
人生には飲食店が”いる”
うまいなあ。そうだよなあ。
この広告作った人天才だと思う。
飲食店、居酒屋のあの雰囲気が本当に恋しい。
自分の健全な生命維持のために、私には必要なんだろうな。
そして普通に友達が欲しい。
飲みに行くことで知り合える人、そういう新しい出会いが欲しい。
今抱えてる不安とか口とか吐きまくりたい。
もうすぐ沖縄は蔓延防止措置が解除される見込み。
ただ2019年以前のような、誰とでも気軽に会話して距離も縮める、
みたいな日常はまだもう少し先だろう。
行きたいお店ばかり増えていく。
楽しみだな、気軽に酒を酌み交わして、美味しいねっていう日が。