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猫と暮らすってそういう事
我が家には3匹の猫がいる。
みんな子猫の時に保護された猫たちだ。
ハルとコナツは10年前妹が保護して我が家へ。
アッキーは5年前の雨の日に私が保護した。
それが今、3匹揃って病院通いと相成っている。
ことの発端は、しばらく猫たちの健康診断をしてないからそろそろ行っとくか、と検査したところ尿にストルバイト結晶が発見されたのだ。
しかも3匹全員大型ストルバイト!!!
毎日尿の色とかチェックはしていたし、みんな元気だったので予想外の結果にビックラポンだ。
しかし、呑気にビックラポンしている場合ではない。
ストルバイト結晶とはマグネシウムなどのミネラル成分が結晶化したもので、よく見ると尿に混じってキラキラしている。
このキラキラ結晶が大きくなって結石となり尿道に詰まると、腎不全から尿毒症になる事もある怖いキラキラなのだ。でこの結晶を溶かすためは普段のカリカリご飯を治療食に変える必要がある。
あるのだが、、、
高い!とても高い!もちろんお値段が!
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動物病院で数種類の試食を貰って食べさせてみる。1番食いつきの良いのがAだ。
がしかしAは500gでなんと4100円もする!
3匹分ともなると流石にお財布にきついので、要検討の結果とりあえず2キロで5964円のBにした。が直ぐに問題発生。
コナツが3日目ぐらいであまり食べなくなった。ハルも食いつきが悪い。アッキーはとりあえずなんでも食べるが2キロで6609円のCに変えてみる。これも数日で食べ渋る様になる。
も〜なんで食べてくれないのォォォ〜
元野良のくせにグルメにも程がある!と嘆きながらも治るまでの辛抱、治るまでの辛抱と念仏の様に繰り返し、結局1番高いAをAmazonの今すぐ購入で泣く泣くクリックする。
2週間後、再検査の結果3匹ともだいぶストルバイトが小さくなったので、めでたく治療食から予防食へと移行となった。
でもこの予防食もやっぱり高い。
ここに来るまで血液検査、尿検査,レントゲンにエコー検査と渋沢さんが飛んでいく。
だが、ここでお金を惜しんではいられない。
その代わり、今月の夫の小遣いは大幅カットだ。
ほっとしたのも束の間、予防食に移行して1週間後にアッキーの尿がピンク色なのを発見!
ち?血が混じっている?
なんで?
1番元気小僧なのに!
相変わらず家中のドアを開けまくってるのに!
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毎日手動式流れるお水をあげているのに。
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ストルバイトで粘膜に傷がついて細菌が繁殖した模様。からの膀胱炎。またまた抗生物質と消炎鎮痛剤のお世話になる事に。
その後の尿検査でコナツとハルはひとまず完治らしいのでまずは一安心。
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とりあえずこれから2週間、アッキーは一日2回のお薬タイムが必須だ。
頑張れアッキー!
で、私の今週のゴルフは取り合えずキャンセル。
そういえば去年の秋も、とっても楽しみにしていた長野小布施への旅行を、コナツが急にゲーゲー吐くので前日キャンセルしたっけ。
小布施の枡一客殿に宿泊し、新栗で作られる限定の栗の点心朱雀とモンブラン朱雀を食べるのを楽しみに日々過ごしていたのに、、、
今年は無事行けるだろうか?
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猫と暮らしていると
まず旅行に行きずらい。
長い旅行はもっと行きずらい。
旅行に行くタイミングで猫が病気になりがち。
日々フローリングでないところにゲロをされる。
なんなら冷蔵庫の上からもゲロをされる。
新しいセーターを着た日、突然飛びついてきて毛糸がびろーんとなる。
お気に入りのソファで爪を磨がれる。
朝、リビングに何故かうんちが落ちてる。
そのうんちを私が踏む。
夫も踏む。
突然家の中で姿を消し心配させる。
呼んでも返事しないくせに無視してると怒る。
モモンガの様に部屋の中を飛び回る。
寝る時、腕枕(左手限定)をしてあげないと私の頭を前足で叩き続ける。
などなどなどなど
では何故猫と暮らすのか?
愛しいから。
ただひたすらに愛しいから。
時には大変なこともあったり、楽しいだけではない事も多々あれど、全てはその愛おしさの前にひれ伏すのだ。
猫と暮らすってそういうことなのです。
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