学校の先生から出版社さんへのお願い
授業で教科書を開かせるとき。
「30ページを開いてね」と指示を出しますよね。この場面で春、いつも悩んでいたことがありました。
1.春の小学1年生の実態
小学1年生。算数で学習しているのは、10の数まで。まだ習っていない10以上の数がわからないと、授業に臨むことすらできません。
家庭ですでに学習しているコや、日頃から本を読むコはパッと、何事もなく開きますが、クラスの半数以上のコは毎回苦戦します。
最初の頃は、担任の先生が
「3と0のつくページだよ」
と言っているのを聞いて、なるほど、そう指導すれば子どもたちはわかるのか。
と、私も同じように声かけをしていました。
でも、3と0という表現。
実際の数のつくりは3が10個あって、30
3と0というと、なんだか私には3+0のように聞こえてしまって、誤った意味で捉えてしまうのでは?と心配になるのです。
もちろん、"3と0のつくページ"
という表現は、子どもたちにわかりやすいように使っているだけなんですけどね🙂
2.私の考える、教科書が開きやすくなる工夫
そこで、私なりに考えたのは、子どもたちに数字を教えるのではなく、教科書を変えてしまえばいいのでは💡ということ。
教科書を開かせたいがために大きな数を教えるのは、繁雑過ぎると思うのです。
教えるならきちんと教えてあげたい!というのが私の考えです。
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"ページを10ずつのサイクルで表す"
普通は
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 …
なのを、
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 2 3 …
と、10以上の数で表さないようにします。
しかし、それだけだと「10ページ開いて!」
と言ったときに何パターンもの"10ページ"が存在してしまうので😅
さらに工夫して、最初の1〜10までは赤、次の1〜10までは青で表します。
そうしたら、「赤の10ページ開いて!」とか
「青の10ページ(=20ページ)開いて!」と伝える方も聞く方も、わかりやすいのでは?
と考えました。
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"子どもたち大好き!動物を付ける"
これも理屈は同じです。
色ではなく、子どもの大好きな動物さんたちに頼ろう!というものです笑
🐶1 🐶2 🐶3… 🐶8 🐶9 🐶10
🐰1 🐰2 🐰3… 🐰8🐰 9 🐰10…
これで、「🐶の10ページ開いて!」とか
「🐰の10ページ(=20ページ)開いて!」と
伝えれば、わかりやすいかと✨
3.さらに理想を…
ちなみに、大きい数字を学習するたびに、
サイクルを20や30にしていけば、今度は教科書を開くたびに数の学習になるので、教員にとっても嬉しいなあと思います🙆♀️
(隣に( )付けで、正しい数字が書いてあると、すでに大きい数字がわかっているコはそちらを見て開けるので、それもいいなあ…と妄想)