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可愛さ増し増し「ホットアッパルプイ」
僕のパートナーにはオリジナルキャラクターたちがいる。そのひとりが「ライオンちゃん」。
その子がある日、突然、「ホットアッパルプイ」と言った。
これは、パートナー曰く、遊びで「ホットアップルパイ」の「プ」と「パ」の位置を交換しただけのものだ。
けれど、僕は思うのだ。
めっちゃ可愛いやんけ、って。
「ホットアッパルプイ」と言われても、何のことだか分からないが、一文字入れ替えただけで、なんだかめっちゃ可愛い音が生まれている。
やはり、語尾が「プイ」になっていることが可愛さを増幅させている。
どんな喋り方をしていても「プイ」は可愛くならざるを得ないと思うのだ。例え、それがデスボだったとしても。
「プイ」の前に「アッパル」があるのも、可愛さを増し増しにしている。
「プイ」に比べると可愛さが減るけれど、「アッパル」で助走してからの「プイ」だから、めっちゃ可愛くなるところはある。
更に言うなら、「ホット」が「アッパルプイ」の助走になっているだろう。
増し増しになった可愛さの海へ、飛び込むために踏み切るタイミングが「ホット」なのだ。
「ホット」で踏み切って飛び込む。そして、「アッパル」で可愛さに埋もれて、「プイ」で沈む。完璧な流れがそこにはある。
不意に「ホットアッパルプイ!」と言いたくなってくるかもしれないが、それは自分の可愛さを存分に見せたい人にした方がいい。
空気が変になっても構わずに言う、という選択肢も無くはないが、最大限、可愛く言うべきだと思う。
なぜなら、「ホットアッパルプイ」が可愛さを増し増しにした言葉だからだ。
「ホットアッパルプイ」が可愛さを増して作られているのだから、それを引き出すのは大切な要素になる。
つまり、言う側にも可愛さが必要なのだ。
とりあえず、言えばいいわけではなく、可愛く「ホットアッパルプイ!」と言うべき、ということだ。
可愛い服装に、可愛いヘアスタイルを合わせると可愛さが増す。可愛いな、と思っている人が「ホットアッパルプイ」と言うと可愛さが増幅される。つまりは、そういうことだ。
ということは、僕にとって「ホットアッパルプイ」を最大限に使おうと思うと、パートナーに言ってもらうということになる。
「ホットアッパルプイ」を作った本人に言ってもらうなんて、すごいことのように思える。実際そうだ。
隣で眠っているパートナーに、明日の朝、言ってもらおう。
きっと、めっちゃ可愛いに違いない。
ちなみに、パートナーが書いている「森のバター、それはアボカド」という面白い文章がある。
それは、来週末のアートメイド京都にて、配布する予定。個人的には、こちらも面白いのでおすすめ。
みなさんも、ぜひ、自分の可愛さを主張したいときや、可愛い人に可愛いセリフを言わせたいときに使ってみてください。
「ホットアッパルプイ!」
これから寒くなるけれど、寒さにも少し効果があります。ホットなので、きっと。
おやすみなさい。
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