できることを少しでもやりたい
今日はいい天気で、日差しが暖かく、風がなければあったかい。家から最寄りのバス停に行って、パートナーと「なかなか来ないね」と話す。
しばらくすると、バスが到着。
僕は帽子で視界を遮りながら、パートナーの後を付いて歩く。2人がけの椅子に座れた。
バスを降りてすぐにそのお店はあった。
「シスターフッド書店 kanin」というのがお店の名前。入ってすぐに本棚に囲まれた小さな部屋があり、奥の部屋へ行くとカフェスペースがあるという作りだった。
並んでいる本は新刊書、古本の両方があって、フェミニズムに関する本が集まっていた。個人的には「痴漢とはなにか」「トランスフェミニズム」などが気になった。
本を買ってカフェで読むこともできそうだけど、今は本を読める状態ではないので、カフェ利用だけして帰ることに。
奥の部屋に行こうとして、入ったは良いものの、咄嗟に声が出ない。
パートナーがスっと「カフェ利用できますか?」と言ってくれた。店員さんが「もちろん」と返す。
カフェでは、僕はコーヒーを飲み、パートナーはなんか炭酸のジュースを飲んでいたと思う。
帰るときに置きチラしているのが見えて、ちょっと見てみようと思ったら「FREE PALESTINE」のシールがあった。
貰ってもいいとのことだったので、貰って帰ることに。どこかに貼ろうと思う。
帰りは少し歩いて帰った。コンビニに寄って晩ご飯を買い、帰路に着いた。
帰ってから、前から僕もシールを配ったりしたいなと思っていたのでシール作りをすることにした。
スマホで作ったデータを家にあるプリンターで印刷して、ラミネートシールを貼って、ハサミで切る。かなりお手製感のある小さなシールが2種類できた。
写真はないけど、裏側にメッセージをひとつずつ書いた。内容は同じだけど、祈りを込めたつもり。
配っていこうと思っているけど、引きこもっているので、あまり配れないかもしれない。郵送でも配れる方法があればいいのだけど。
いつもこういうことをやると、「どこまでいっても不完全だ」という思いが出てくる。僕が頑張っても、完璧にできることはないし、これだけやったから大丈夫ってものもない。
けれど、物理的にあらゆる差別に反対することはできない。それは事実だ。僕は反対するものさえ、選び取れる特権を持っている。そのことを忘れてしまいたくない。
だから、「自分は不完全だ」と思う。それができなくなることが怖い。手作りシールを配るのも、それだけで十分にやれているわけじゃない。
けれど、何もしないよりはマシではあると思う。引きこもっていてもできることはやりたい。
複雑な気持ちのまま、前進することはできるんじゃないかと思っている。自信を無くしたり、自問自答しながら、生きていくのが今のできること。
僕は少しだけマシな人間になりたい。
ガザにいる人たちの痛みを想像したりできる人間でありたい。
こんな思いでいいのかとか、考えるけど、ちゃんとした答えは出ない。
SNSに手作りシールのことを載せると、kaninさんが置いてくれると言ってくれた。良かった。とりあえず、また明日、作って配れるようにしたいと思ってる。
あと、SUZURIで販売している「STOP GENOCIDE Panda」の売上をUNRWAに寄付することに決めました。ちょっと高いけれど、こちらのステッカーとかの方が作りはしっかりしてるし、長いこと使いたい方に向いてると思います。
https://suzuri.jp/nijiya/designs/15392685
できることを少しずつやっていきます。
たくさんの人が穏やかにすごせますように。
祈ることも大事だと思ってます。
おやすみなさい。
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