生活の中にある、お砂糖の話
こんにちは、こんばんは yumenohi です。
はじめに
私たちの生活に深く根付いている砂糖。
毎日何気なく使用していますが、
砂糖をとりすぎると怒りっぽくなるそうです、
知識のたくさんある
みなさんは、
そんなのじょうしきだよ~
って、笑うかもしれませんが、
まったく知りませんでした。
砂糖でイライラするなんて、
想像もしていませんでした。
そこで、
なんで?怒りっぽくなるのか、
気になりました。
いつも食べてる砂糖について
学んでみます。
人類による砂糖の発見
美味しいものは
すぐに広まってしまいます。
砂糖の歴史は紀元前8000年頃、
ニューギニアでサトウキビが栽培され始めたことに遡ります。
当初は生のサトウキビを噛んで甘みを味わう程度でしたが、
インドで紀元前500年頃には結晶化の技術が確立されました。
その後、砂糖は以下のような経路で世界中に広がっていきました。
ペルシャ帝国による製糖技術の習得と伝播
アラブ商人による地中海沿岸への伝播
十字軍による欧州への伝播
大航海時代におけるプランテーション農業の発展
きっと昔の人たちは
イライラしながら砂糖を運んでいたのですね。
「砂糖むかつくわ~」
「なんかむかつく~」
「腹立ってきた!」
「イライラしてきた、もう、みんなたべちゃえ!」
そう言いながら、
一生懸命、砂糖を運んでいた。
そう考えるとおもしろいですね。
過剰に摂取すると怒りっぽくなる?
どんなものでも食べすぎはよくない。
でも、もっとたべたくなる。
いや、もうすこし、
もう一口だけ~。
甘いものの誘惑は
甘いものが好きな方は
たまりません、止まりません。
でも、気を付けて下さい。
砂糖を過剰に摂取すると、
短気やイライラのような気分の変化が現れる可能性があるそうです。
その理由は以下のようなことが考えられています。
血糖値の急激な変動
砂糖を摂取すると血糖値が急上昇し、
その後急降下します。
この血糖値の急激な変動が、
神経伝達物質のバランスを乱し、
気分の変動を引き起こす可能性が指摘されています。
怒りっぽくなる原因として考えられています。
特に、血糖値が低い状態では、
イライラ感や攻撃性が高まる傾向があると考えられています。
具体的にどのようなメカニズムが考えられるか?
インスリンの働き
血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、
血糖値を下げようと働きます。
このインスリンの働きが過剰になると、
血糖値が急降下し、低血糖状態になりやすくなります。
低血糖によるイライラ
血糖値が急降下すると、脳はエネルギー不足の状態となり、
イライラ感や焦燥感、攻撃性といった症状が現れることがあります。
脳内伝達物質の影響
砂糖は脳内の報酬系を刺激し、
ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を促進する。
しかし一過性で、その後は神経伝達物質の不足から、
イライラや短気などの気分変化が生じる。
セロトニン
幸福感や安定感をもたらす神経伝達物質ですが、
血糖値が低い状態では分泌量が減る傾向があります。
セロトニンの減少は、気分の落ち込みや不安感を招き、
イライラしやすくなる可能性があります。
ドーパミン
意欲や快感を司る神経伝達物質ですが、
血糖値の急激な変動は、
ドーパミン神経系のバランスを乱し、
集中力の低下や意欲の減退を引き起こす可能性があります。
ノルアドレナリン
ストレスへの反応や興奮状態に関わる神経伝達物質ですが、
血糖値が低い状態では、過剰分泌されることがあります。
これが、イライラ感や攻撃性を高める要因となる可能性があります。
脳の機能低下
血糖値が低い状態は、脳へのグルコース供給が不足し、脳の機能が低下する可能性があります。これは、判断力や集中力の低下、衝動的な行動につながる可能性があります。
そのほかに、栄養バランスの悪化
砂糖の過剰摂取は、
他の重要な栄養素の摂取を阻害し、
ビタミンやミネラルの不足を引き起こす。
これにも気分変化の要因があると考えられている。
砂糖の種類と特徴
1. 精製白糖
メリット
純度が高く、料理の味を崩さない
保存性が良い
コストが比較的安価
デメリット
栄養価が低い
血糖値の急激な上昇を引き起こす
2. 黒糖
メリット
ミネラルが豊富
独特の風味がある
デメリット
価格が比較的高い
料理によっては風味が強すぎる
3. てんさい糖
メリット
サトウキビと比べて環境負荷が低い
純度が高い
デメリット
生産量に限りがある
精製白糖と同様に栄養価は低い
砂糖の過剰摂取がもたらす健康への影響
砂糖の1日の適正摂取量
WHOの推奨
総エネルギー摂取量の5%未満が望ましい
最大でも10%を超えないことを推奨
成人の場合:25g(女性)~37.5g(男性)程度
過剰摂取による身体への影響
1. 即時的な影響
血糖値の急激な上昇
インスリンの大量分泌
エネルギーの浮き沈み
集中力の低下
空腹感の増加
歯の健康被害
虫歯のリスク上昇
歯のエナメル質の損傷
2. 長期的な影響
代謝系への影響
肥満のリスク
余剰エネルギーの脂肪への転換
食欲調節機能の乱れ
基礎代謝の低下
糖尿病のリスク
インスリン抵抗性の上昇
膵臓への負担増加
血糖値コントロールの困難化
心血管系への影響
動脈硬化のリスク上昇
高血圧の発症リスク増加
心疾患のリスク上昇
その他の影響
脳機能への影響
認知機能の低下リスク
気分の変動
依存性の形成
免疫系への影響
炎症反応の増加
免疫機能の低下
感染症へのかかりやすさ
知らず知らずの砂糖摂取
意外な砂糖の含有食品
調味料
ケチャップ(100gあたり20-30g)
ドレッシング(100gあたり10-15g)
焼き肉のタレ(100gあたり20-25g)
加工食品
シリアル(100gあたり20-30g)
パン(100gあたり3-5g)
レトルトカレー(1食あたり10-15g)
飲料
清涼飲料水(350mlあたり35-40g)
スポーツドリンク(350mlあたり20g)
市販コーヒー飲料(350m
砂糖は本当に必要なのか?
生理学的な視点
私たちの脳は、確かにブドウ糖をエネルギー源として必要としています。しかし、これは以下の方法で十分に摂取可能です。
複合糖質からの緩やかな供給
果物などの自然食品からの摂取
体内での糖新生
依存性について
砂糖の依存性に関する研究では、
以下のような興味深い発見がなされています。
砂糖摂取時の報酬系の活性化がコカインと類似
禁断症状の存在が確認されている
ただし、麻薬との直接的な比較は適切でない
重要なのは、砂糖への依存は生理的なものだけでなく、
心理的な要因も大きく影響している点です。
まとめ
砂糖は人類の歴史の中で、贅沢品から必需品へと変化してきました。
様々な種類の砂糖にはそれぞれ特徴があり、
用途に応じた使い分けが可能です
生理学的には精製糖類の摂取は必須ではないそうです。
依存性の問題は科学的に認識されていますが、
適切な使用量を守ることで問題ないことになっています。
今回の話は、
個人差もありますし、
まだ断言できる段階ではないけれども、
専門家が様々な研究をされているところ
だということなのが調べてわかりました。
砂糖の過剰摂取によって引き起こされる健康問題は、
通常、他の生活習慣病や慢性疾患と
関連して長期的に進行しますから
このことも、気を付けたいと思います。
お砂糖は、美味しいのですが
ほどほどに味わいましょう。
とりあえず
イライラしているときに
砂糖を過剰に取りすぎかな~と、
気にかけることも
必要かもしれませんね。
お気をつけください。