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【研究クラス プレ講義】男と女①~違い~
相性を見る前に天干の陰陽を知る。
男性と女性の違いを算命学的に、そして生物学的にどのような生き物であるかを理解する事は鑑定の原点となります。
実際に鑑定での大半は「仕事のこと」「男女のこと」を聞かれる事が相談案件の内容としては多いのです。人々の悩みはここに集約されているといってもいいでしょう。
男と女、算命学の陰陽論の中で見れば陽気をまとった男性と陰気をまとった女性がかけあわさって子供(母干から相生される干)が生まれます。これが「干合」です。
「干合」は必ず陽干と陰干の組合せになります。
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甲(陽)×己(陰)
丙(陽)×辛(陰)
戊(陽)×癸(陰)
庚(陽)×乙(陰)
壬(陽)×丁(陰)
しかしながら陰と陽は完全に独立する事はなく陰の中に陽、そしてその陽の中には陰があり、区別は割合と全体のバランスに判断を頼る事になります。完全に陰陽を分断する事ができないからです。
現実世界でも昨今はLGBTQなど、性自認についての分類が多様性を増しました。女性と男性をシッカリ分けようとすればするほど、男女を完全に分けたがる人類社会との軋轢が生まれるのです。
決して片方に割り切れない陰陽論を基本として考えた時、色んな性タイプの方が出現する事は何も不思議な事ではなく、自然の道理と言えます。
天干に男と女の質がでる
今の時代は性別の考え方について「男らしい、女性らしい」などの言葉は容易に口にできない時代になりました。
しかし算命学の考え方は自然界の世界で考えます。いたってシンプルです。それは神(天界)が定めた生物学的な男性の質と生物学的な女性の質が「陽干」と「陰干」という形で陰占の天干に現れるのです。
天干は精神世界…精神面で浮彫になる性質
陽干は…陽気の性質で男性らしい…力強い、積極的、猛々しい、闘争的
陰干は…陰気の性質で女性らしい…か弱い、消極的、大人しい、和平的
天干は天界ですから人界の「性別に対する考え方」はそこにありません。人間が及ばない天の定める世界が「天干」、つまり陰占に入る
年干、月干、日干なのです。
陽干タイプ 陰干タイプ
日干 月干 年干 日干 月干 年干
甲 丙 戊 乙 丁 己
上記の例のように、女性で全て陽干で構成された方(左)と全て陰干で構成された方(右)では、初めてお会いしたときの印象がだいぶ違うのです。
男らしい女性、女らしい女性が…と言い方は怒られるかもしれませんが、批判を恐れずに言うのであれば必ず存在しうるという事です。
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