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朴訥な人
わっはっはっは、これは何でしょうか。あまり変なのを想像しないでくださいね。ナメクジとか…。でも、そう言うのが浮かんだらそれでも良いのですよ。あれもアートならこれもアートじゃないですか。何でもありですよ。
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実はこういう奴でした。何となく朴訥な感じのする顔面。実はこれだって、別に何を描こうと思ったのではありません。その辺の絵の具を紙に擦り付けていたのです。すると何となくオッサンに見えてきて、後はちょっとだけそのように手を入れました。やっぱり偶然が面白いのです。
「私、たらこが好きなのですが、絵も好きで描いています。でも、あまり難しいことはわかりません。美術の授業なんか嫌いでしたし、他もまったくでした。だから絵画論とか言われても困るんです。良い絵とはなにかですって?申し訳ありません。あまりそう言うことは考えたことがありません。かと思ったら、真心とか愛で描けとかたまに言われますけど、そんな…、私の絵なんかをあまり大袈裟に受け取らんでください。そう言うの、疲れるんです…。」
こんなお父さんと遭遇したら是非一杯誘ってみたくなります。
「お父さん、きょう一杯やりませんか。焼きたらこでホッピー。」