友達の作り方って、どうするんだっけ?
11/16に三重県津市にて行われた、無限めし@ホーム2024で、お仕事仲間と一緒に❝おなかまづくりワークショップ❞を出店しました。
当日は雨天でしたが、会場には30名以上の出店とアーティストが集まり
それぞれの知人や地域の方と一緒に、美味しくお米をいただく、賑わいあるイベントとなりました。
今回は、❝おなかまづくりワークショップ❞の様子と、無限めしでの発見をレポートします!
それで、無限めしって?
出店までの経緯
主催のつじ農園さんとの出会いは、知人の紹介で傍聴した講義で、代表の辻さんが登壇されており。
そこでの出会いをきっかけに、毎月第3土曜日に実施される農園体験ツアーへ不定期参加していたある日、辻さんから一本のメッセージが。
「無限めしで、出店どうですか?😊」
私には、イベントで出店できるような商材はないし…迷う。
しかし、農園体験ツアーで体感したゆるやかな繋がりと居心地のよさから、なんかやってみよう!と思い立ち。
みんなで同じ釜の飯を食うならば、もっと仲良く、気張らずに自然と自己表現や、仲間づくりができるようなワークショップをしたいな。
という事で、今回の出店を決めました!
出店内容は、ごちゃまぜカオス
当日のコンテンツは、三重で哲学対話をじわじわ広げている仲間と、一緒に相談をしながら企画。
初対面でも友達同士でも。複数人が集まり、カードで配役を決めて「農業家族」になりきり会話していく❝おなかまづくりワークショップ❞を実施する事になりました!
なりきる役は、父・母・兄・妹など。
会話がはずむように、導入ストーリーや、ハプニングカードも準備しました。
例えば、大事にしている価値観や、実は死ぬかと思ったこと。神様に祈ったことがあるんだけど。など…
嘘か本当かもわからないけど、自分の想いを即興で話せるような工夫を凝らしました。
聞くだけじゃなくて、なりきる事で、農家についての理解を深めたり。
いつもと違った役割を、いつもと違った人達と体験する事で、普段はいえない自分の想いや経験を聴いたり、話せたり。
その人らしさをイメージした、AIアートのプレゼントも!
更なる巻き込み先は、漁師さん。
せっかくならばと思い立ち、仕事でご一緒しているある人へ連絡してみる事に。
収穫を喜ぶお祝いの席には、縁起物がぴったり!
という事で、南伊勢で鯛の養殖を営む、友栄水産 橋本純さんより ❝おやつひもの❞ を仕入れて販売。
かわいいパッケージの鯛めしも、Wで販売しました。
その他、言葉や肩書以外の新しい自己表現を体験してもらいたいと思い
現代アーティストの吉田凱一さんと協力し、その人の人生を聞いて、計30分程度でAIアートにしてお渡しする ❝聞き描き体験❞ も実施。
実際やってみたら、もっとカオス
約一ヶ月間の準備を経て、ついに当日!
この日までに、来ていただきたい方へご連絡をしたり、実際にやってみて改善点を改良したりしてきましたが、やっぱり本番はハプニングの連続です。
①準備が9割なんだよなぁ
当日は、準備が朝のギリギリになるハプニングや、会場までの道中で迷子になり、かなり出遅れたスタートに。
それでも「私たちなら大丈夫!」と励ましてくれた仲間に、頼もしさを感じつつ、マッハで会場設営を進めます。
②雨で出会えた優しさ
出来上がった拠点は、他の立派なテントと比べると大違いに簡素で。
例えるなら…
お昼を過ぎてからは、雨脚が強くなり、なんだか更に大変な事に。
見かねた周囲の方が、タープを張ってくださり、本当にありがたかったです。
なにそれ?からはじまる
周囲には、色んな出店者さんがおり、おいしそうなおかずを仕込む方から、体操教室のお兄さん、カヤックを持ち込み研究発表する大学生、お魚を連れた人達、コスプレをする人、お堂でコンサートをする人達。
「これは何屋さん?お姉さんは普段何やってる人なの?」と質問いただき
そこから、色んなお話をする事ができました。
相手のお話もよくよく聞くと、まさかの主催者のお父様だったり、同じ国が大好きな人だったり。謎な経験をされていたり、共通の知人がいたり。
悪天候の中、わざわざ足を運んでくださった方もおり、その人たち同士がなんとなく雑談して、なんとなく繋がったり。
これこれ。再現したいのってこういう場面だよ!
…と強く思いました。
ワークショップに参加いただいた皆さんは、最初こそ「どうしたらいいんだろう?」と不安そう。
それでも、やってみると色んな発見があった様子。
例えば、参加していただいた、同じ団体で活動する2人からは
・ワークショップを通じ、初めて相手の「神様に祈ったことがあるくらいのエピソード」を聞いた
・出来上がったAIアートをみて「実は人に影響されやすくて、そこがすごく絵の、この部分に表現されてるって思いました」…と言ってくださったり。
このワークショップと聞き描きを楽しみにお越しいただいた方からは、「このエピソードが、人からはこんなに象徴的に描かれるほどインパクトを与えるなんて意外だった」など、AIアートで表現される、新たな自分を発見いただきました。
やってみて、実は描く人の方が、描かれる体験者よりもインパクトが大きいのではないか?と感じました。
色んなお話をお聞きし、他者からの印象を、作品にしてお贈りした事で、他人なのによく知っているような。そんな温かい気持ちになりました。
【終わりに】達成度と、ネクストアクション
改めて、今回の挑戦を通して気づいた事は、自分にとって人と人のなんとなく気が合う瞬間や場面をみつけ、関わりしろを繋ぐ瞬間がすごくうれしいという事。
結果的に、ワークショップ以外の方法でも、❝仲間づくり❞をする事ができました。
やるまでは、人が集まるかな?ワークショップはばっちりなはず!でも理解されなかったらどうしよう?本当にできるのかな?
なんて思っていましたが、挑戦からしか得られない栄養がある。確かにそう感じました。
これからも、仲間同士・はじめましての人同士でも、年齢や所属のギャップをこえた仲間づくりと作戦会議ができるように。
次は、あるコミュニティでの実施に向けて!
早速、作戦会議を進めています。