選択する責任を知るタイミング
先日、インスタを見ていたら友人がお子さんのランドセルを買いに行った投稿をしていた。
そこで彼女が店員さんに言われて「なるほど」と言っていた言葉が私にも刺さった。
店員さんに「今から娘さんに話すので、何があってもお母さんは答えないでください」とランドセルの色を娘本人に確認してくれていた。というものだった。
子供本人が使うものなのに、親がこれが「良いと思う!」と親の希望を押し付けて後から揉めたり、本人がしょんぼりすることがあるんだと思う。
ランドセルの色がたくさん販売されるようになり、男女の区別もなくなった現代が本当に羨ましい。私の頃は男の子は黒、女の子は赤、が当たり前で選択肢がそもそもなかったし、探せばせいぜいあったピンクのランドセルは周囲と同じを願ううちの親から猛反対を食らったと思う。
今、私が現代の小学生だったら何色を選んでいたんだろう。
という話を聞いて、小学生になる5歳くらいのタイミングで、自分が6年間使うランドセルの色を自分で決めるというそこそこ重要な選択をする経験はとても良いと思った。(これが本題)
日本は本当に、自分で選択したことに責任を負う機会が少ないと思う。オランダは幼稚園も小学校も自分でどこに行きたいか子供が自分で決めるらしい。
自分の人生なのだから当然なことなのだが、どうも周囲と同調することを優先してきた日本らしく、その辺りの教育が遅れている。
当然か、今の大人たちが子供の時に「自分で選択し、その選択に責任を負う」という経験をしていないのだから。
そのくせ、そこそこその教育が浸透してきた高校受験の年齢で突然、自分はどうしたいのかと言ってくるのだから、正直どうしたらいいわからない。
いつも他人が決めてきて、その言われたことを素直に聞いていることが良いとされていたのに急に自分の意見を持たないことを悪とされる。
”常に自分はどうしたいんだ”と問いかけられて自分の意見を言うことに慣れている欧米や、欧米じゃなくても海外の人と全く逆の教育をされてきた日本人が今後どうやって渡り歩けば良いのか…大きな課題だと思う。
ということで、子供の時から自分のことは自分で決める。
自分で決めたことに対してきちんと責任を負う。
考えて決める練習をする、機会があることは良いこと。
ということが言いたかったです!