自分の名前の由来を母に再確認。
一番初めのプレゼントとして、人は生まれた時に名前を受け取る。
これを変える事は非常に難しく、どうしてもの理由がない限りは変更が出来ないらしい。
小さい頃、名前の由来について友達界隈で話題になった事がある。
みんなも通った道ではないだろうか。
その由来について、私は先日再確認をした。
だって、由来理由が声を大にして自慢したいほど、素晴らしいと思うから。
自分の名前の由来を知っていますか?
名前の由来を話す上で、外せない人物がいる。
私の母方の祖母である。
私の祖母は早くして亡くなりました。
享年53歳。
太陽のような女性で、とある業界では一目置かれる有名な方だったそうです。
当時長女の母は5歳と2歳の息子だけ会わす事ができ、
長男は結婚したばかり、
次男においては学生でした。
私は祖母が亡くなった時、母のお腹に存在すらしていませんでした。
両親は「女の子が欲しい」と思いながらも、
遠くに住む父、弟たちの事で手が回らず、
たまたま授かった時、
今なら簡単に分かる"男女どちらか"を聞かなかったそうです。
だから私の名前を付けたのは産まれてからになります。
ただ一つ決まっていた事は
私の家系は「典」の字を名前に入れる事が多く、
私もその名前の予定でした。
家族みんな、この字と合わせる名前を考えていました。
ところが
生まれる予定日だったのは6月だったのにも関わらず、
私は5月9日に生まれました。
Hey!Say!JUMPの山田涼介くんと全く同じ日です。
この日は毎年変わる第二日曜日。
母の日でした。
母は出産中こう思ったそうです。
1ヶ月も早生まれになるなんて、
母の生まれ変わりではないか?
私の名前を仮に「知里(ちさと)」
祖母の名前を仮に「里子(さとこ)」として進めます。
里子(さとこ)さんを知っている。
それが私の名前の由来です。
触れたことも話したこともない、全く知らない存在の祖母の事を知っている。
自分の母のような人になって欲しい、と
出産後の冷静になった母に名付けられました。
*
"祖母を知っているー"
そう名付けた母が、
祖母を尊敬していたことは聞くまでもありません。
それに、「典」の漢字が無い事を許した父、父方の両親でさえも、
それで良いと認められるほど、祖母は素晴らしい方だったのだと思います。
一度も会ったことが無く、
写真でさえも数枚しか無い時代で、声色も容姿も分からない。
だからこそ
プレッシャーに感じる事が無く育つ事が出来ました。
母も私が大きくなるにつれ、
私らしく生きたら良いと思われたそうで、
決して「母みたいな太陽の様な人になりなさい」とは
言われた事がありません。
それでも私は会ったことも無い祖母を
忘れる事なく目標として、これからも生きていく。
以上が、
大人になるまでわからなかった由来の裏側に隠れている真実。
そして、
名前負けしないように生きていかなければいけないリアル。
"祖母を知っている"だけが由来では無かった、
と気付かされた私の名前の由来になります。
チョコレートに牛乳
一番初めのプレゼントとしての名前。
私は両親に感謝しないといけない。
友達曰く、
この名前以外の名前なんて無い、と思われる程に
私の名前はしっくりくるらしい。
最高のプレゼントをありがとう。
私は祖母と共にこれからも歩んでいくね。
※画像はマンガ宇宙兄弟にて拝借しています。
その場面を読んだ時、感動した事を覚えています。