報われないカップル

今日も今日とて幸せな日々を過ごしていた。
僕が帰ってくると「おかえり〜！」
と言ってくれる。
ご飯やお風呂、洗濯までやっていたりと
働き者なのかもしれない。

そてし半年後のことだった…

彼女が体調を崩した…
僕たちは一気にどん底に落ちることになる。

理由は簡単でお互いアルバイトのため生活はほぼギリギリで貯金なんてないも同然だった。

彼女は月の半分しか働けなくなった。

その分僕は頑張った。
毎日毎日頑張った。

朝6時に起きてる。
起きたらまず洗濯をする。
朝ごはんはスーパーで安くなっているパンを食べる。彼女分ももちろんある。
昼ごはんは『もやしと胸肉の茹でたものにポン酢をかけたもの』栄養のあるものを作ってあげたいがそんなお金はなかった。

7時に家を出て仕事場に向かう。

7時半に出勤

16時半に退勤

17時家に着く

仕事から帰ってきたらまずは彼女の体調を見る。体調が悪かったら病院や救急車を呼ぶ。

次は夜ご飯作り。
仕事で疲れてなにもしたくない…
だから夜スーパーの惣菜や弁当にしている。
バイトとは言え人が少ないので正社員並みに働いている…
正社員にならないかと言われているが週5から週6になるのは精神的にも体力的にも辛かった。彼女も心配だ。

彼女の今の状況を彼女の両親に伝えても手を貸してくれない状況だ…僕の両親に伝えるべきだろうか…だけどどのみち僕のせいになるだろう…などとずっと気持ちが落ち着かない

そんな気持ちのままではいけないだろう…

だがどうすればよいのか全くわからない。

自分が倒れるかもしれない…時間の問題なのかもしれない

そんなことを考えながら彼女とご飯を食べる

食べ終わったらすぐにお風呂を掃除してお風呂の準備。

その間に僕は自分のお昼ご飯のお弁当と彼女のお昼ご飯を作る。
洗い物もね。

作り終えたらやっっと湯船に浸かる。

この時間が唯一落ち着ける場所、幸せの空間と言ってもいいだろう。

お風呂上がったらだいたい21時になる

彼女と少しお話をする。
今日あった出来事やスーパーで起こったこと、仕事のこととかを話す10時半くらいだろうか。僕は眠りにつく…

本来は12時とかにみんなは寝るだろう。

でも僕は7時間以上寝ないと本調子にならない。

こんな日々がいつまで続くのだろう…

彼女にこれをどう相談すればいいのか…

正社員になったとして…僕の体は持つのだろうか…

僕は一体なんのために生きているのか…

僕は彼女が好きなのか？
どうして一緒にいるのか

自分がなんなのかわからない

いつになったら僕らは報われるのだろうか

一度で良い、みんなも仕事と家事を全部やってみてほしい。母がどんだけ凄いか確認してほしい。