思案。
朝夕の気温差が大きいですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は買い物のために全力で愛車をこいでいます。
昨日は休みだったので、朝から気合いを入れて大学教員公募の書類をつくろうと早起きをしました。しかし、実際には1校分の応募書類ができず、ちょっと落ち込んでしまっています。ちなみに今日作成した応募書類はコピー数が各5部ずつとの指定があったので、封筒がパンパンになり、今日郵便局から発送するとなんと1700円もかかってしまったので、かなり痛い出費になりました。これだけ時間とコストをかけても書類審査で落とされてしまうと本当に凹んでしまいます。何度も心が折れそうになりますが、それでも何とか以前の日常生活を取り戻すために今できることを精一杯やるしかないと自分を鼓舞して書類をつくりしかありません。
大学の公募に一喜一憂していると今日とあるスタッフが辞めると発表がありました。ただ、後任者が決まるまでは仕事を続けるとのことでしたが、正直辞めると決めた人をいつまでも引っ張るのはいかがなものかとその発表を聞きながら考えてしまいました。結局、こちらも仕事を任せたり教えたりすることができないだけでなく、ミスしたカバーを後々こちらがしなければならないとなると何とも言えない気持ちになります。この時期ですぐに後任者が見つかるとは思えないのですが、経営者層の判断なので私にはどうすることもできません。
そして、仕事から帰ると卒業生からの相談もよく持ちかけられています。話をしながらお互いに笑ったり泣いたりしていますが、この瞬間・瞬間が本当に愛おしく思えてしまいます。大学教員の時は当たり前の日常だったのですが、全てを失った今の自分からはとても輝いて、価値ある大切な時間だと心から思います。もし、大学教員に戻れたらこの日常の有り難さを決して忘れないようにしようと思います。
ただ、いくら願っても未だ取り戻せない日常もあります。少しでも戻すにはどうしたらいいのか常に思案していますが、結論はいつも「大学教員に戻れたら。」という結論に行き着いてしまいます。このたった一言が言えるだけでどれだけの多くのことが動き始めるのかと期待を寄せてしまいますが、まだその瞬間が訪れる気配を全く感じることができません。それでもと自分に言い聞かせて今日も眠りにつこうと思います。
これから大学教員になるひとには、常に思案するひとになってほしいと思います。そして、自分と自分が大切にしたい人を笑顔になるその瞬間が来ることを決して諦めずに思案しながらも行動できる人に私もなりたいと思います。
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